2019年4月8日8時時点に竹内典弘さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

先週の為替市場では、ポンド以外の通貨は強弱感の対立からボラティリティ(変動率)は急低下、週を通じてユーロ/米ドルなどは72ポイント程度の値幅に収まり膠着感を強める。米ドル/円も約1円程度と、5日(金)の比較的良好な米国の雇用統計の結果を受けても方向感をつかめない。

現在の為替相場の戦略やスタンス

昨年末以来、世界景気の減速が広く指摘されるなか、各国中銀はハト派に転じ、低金利を維持する。現在株式市場にはゴルディロックス(適温相場)が再来、グローバルで株価が堅調推移する。為替取引を生業とする者には変動幅が狭まり、悪い意味で適温が継続する。ここからの展開、やはり何かのサプライズが欲しい。こうした点から今週は欧州発の政治経済ネタに注目。明後日10日(水)、ECB理事会が開催予定、TLTRO-3に続き、ティアリング(マイナス金利の適応の弾力化)等へ議論を踏み込むかが焦点。そして週末12日(金)には英国のEU離脱の期限を迎えるが、市場は離脱期間の再延期等を視野に入れつつある。現在この12日(金)に英国が「合意なき離脱」に陥るという可能性は低い。ただ今週は全てのシナリオを考慮して臨みたい。ボラティリティから換算する今週のレンジは、米ドル/円で111.00~112.50円、ユーロ/米ドルで1.1150~1.1350ドル、英ポンド/米ドルで1.2900~1.3400ドルを予想している。

竹内典弘
1990年、カナダ系の銀行へ入行し為替ディーラーとなる。HSBCでは米ドル/円のチーフトレーダーを務めるなど20年以上にわたって為替市場の第一線で活躍。現在は個人トレーダーとして自己資金を運用するほか、twitter(@yen20pl)や西原宏一さんのメルマガを通じて情報配信を行なう。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。