ウェルズ・ファーゴ(NYSE:WFC)は12日の市場開始前に第1四半期決算を控えている。市場予想では1.12ドルのEPSを見込んでいる。
また売上高では、前年同期から下方修正して209.7億ドルと予想している。昨年の第1四半期では売上高は215.5億ドルとなり、217億ドルの予想を下回っていた。同社は過去5年間の売上高で予想を下回ることはなかった。
同社株は年初来で約6%高となっている一方、先月は約2%安となった。昨日の終値は48.88ドルとなっている。テクニカル分析の観点では、45ドルまで下落する可能性が考えられる。
同社株は3月末からペナントとなっている。このパターンは52.42ドルの高値に続いて形成されており、200日移動平均線がレジスタンスラインとなっていることが窺える。
この下降ペナントは、12月末からの短期的な上昇トレンドラインの下で、3月21日以降下落を続けている。中期的には、2018年1月以降の下降トレンドで取引されている。
200日移動平均線をテストした後、株価は50日移動平均線、100日移動平均線も割り込んでおり、現在では100日移動平均線がレジスタンスラインとなっている。
MACDの移動平均線は100日移動平均線よりもさらに低い水準で、レジスタンスラインとなっている。RSIは2月上旬にピークを向かえ、モメンタムが減退していることを示している。
トレード戦略
慎重なトレーダーは、ペナントの下限から3%の下抜けの46.75ドルまで下落するのを待つべきである。あや戻しで、ペナント下限を上抜けせずに大陰線が来たタイミングでショート。
一般のトレーダーは、2%の下抜けで47ドルになるまで待つ。そしてあや戻しでショート。しかし、ペナント下限を試すかまでは待たなくて良い。
積極的なトレーダーは、今すぐショートすべきである。
トレード例
- エントリー: 49ドル
- 損切り: 50ドル
- 損切幅: 1ドル
- 目標価格: 45ドル
- リターン: 4ドル
- リスクリワードレシオ: 1:4
- チャート分析:ウェルズ・ファーゴはテクニカル的に下落か(提供:Investing.comより)
著者:ピンカス コーエン