2019年4月18日10時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日17日(水)の米ドル/円は高止まりした。年初来高値をわずかに更新する場面もあったが、112.10円台は戻り売り意欲が根強く伸び悩むなど、消化不良気味の相場展開であった。 これで112.00円付近で膠着する展開は3日連続である。
現在の為替相場の戦略やスタンス
明日19日(金)は海外市場が軒並み休場の「グッドフライデー」だけに、本日18日(木)も同様の展開が続けば週間の値動きは記録的に小幅なものになる可能性が高まる。もっとも、中国経済の底堅さを示す経済指標が続いた上に、米中通商協議が5月中にもまとまる見通しが浮上するなど、市場センチメントは良好だ。そうした中、112.10円台の上値抵抗を突破するチャンスは本日18日(木)もあると見ておきたい。主要国の株価や米国債利回りの動向に加え、米3月小売売上高や米新規失業保険申請件数などの米経済指標の結果が注目される。また、前回大きく低下して市場センチメントを悪化させる一因となった独4月製造業PMI・速報値にも注目が集まりそうだ。
神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。