ZUU online magazine2019年6月号(4月20日)発売の第一特集「平成『お金』の30年史」からお届けします。

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『ZUU online magazine』2019年6月号(4月20日)発売
日経平均株価が3万8957円の史上最高値をつけた平成元年。その後、バブル崩壊やリーマンショック、アベノミクス相場など、経済および金融市場は再生と混乱を繰り返してきました。その間、株式市場ではネット証券が誕生、個人投資家の株式売買のすそ野が広がりました。また、金融マーケットにはFX(外国為替証拠金取引)や仮想通貨など、さまざまな商品も登場しています。本特集では、平成の金融マーケットの変革を振り返り、新たな元号として幕開けする新時代に向けたマネーとの向き合い方を提案していきます。
また、別冊付録では、3000人超の生徒数を抱えるアジア最大の投資塾「株塾」のチャート奥義を公開。チャートの鉄板テクニックを1ページ完結で解説していきます。※画像をクリックするとAmazonへ飛びます

バブルが崩壊し、新たなバブルの産声。日本は崩壊の後処理に追われる

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(画像=xjrshimada / shutterstock.com, ZUU online Magazine)

1989年は1月7日に昭和天皇が崩御され、8日から新しい元号「平成」が始まる。バブル相場は最高潮にあり、この年の12月に日経平均は史上最高値の3万8957円を記録。ただ、当時は85年のプラザ合意の影響で円高が加速していて、日本経済は〝円高不況〝の状態だった。いわゆる「不況下の株高」である。