実際に支払いをしてもらおう
続いて、レジやテーブルで会計金額を伝えるときの英語を紹介。
・The total comes to 〇〇yen with tax. お会計は合計で〇〇円です
日本人のお客様に接客するとき同様、「〇〇円です」と金額をはっきり伝えるのが望ましいが、数字を説明するのが難しい場合もあるはず。そんなときは、レシートなどのわかりやすく数字が書かれたものを見せて、「This is your account.(こちらがお会計です)」と渡すようにすれば、相手も金額をわかってくれるはずだ。
現金での支払いの場合
現金で支払う場合は、以下の英語を使って対応してみよう。
・I have got the exact amount. ちょうど頂戴いたします
・Out of 〇〇yen. 〇〇円お預かりします
・Here’s your change, 〇〇yen. 〇〇円のお釣りになります
お釣りは「Here’s your change.」だけでも伝わるが、数字をきちんと示した方が丁寧。
カードで支払いの場合
カードで支払いの場合は、下記の英語を活用してみよう。
・May I have your credit card, please? カードをお預かりします。
・In how many installments do you want to pay? お支払いは何回になさいますか?
・Would you like to make a one-time payment? ご一括でよろしいでしょうか?
・Could you sign here, please? こちらにサインをお願いします
・Could you enter your PIN number? 暗証番号をお願いいたします
・Here’s your card and a receipt. カードのお返しとレシートです
現金の場合よりやり取りや確認事項が増えてしまうが、カードの支払方法は世界共通。外国人のお客様はかえってこちらのほうが慣れている場合もあるので、不安に思わず堂々と対応してみよう。
そのほか、会計時に知っておきたい英語は?
基本的な会計は上記の通りだが、例えばお客様がビジネス利用などで来店されている場合は、領収書を必要とする場合がある。もし領収書を求められたら、次のように名前を聞いてみよう。
・What name would you like on the receipt? 領収書のお名前はいかがなさいますか?
名前を聞き取るのは難しいので、ペンとメモを渡して「Could you write down the name here, please?(こちらにお名前を書いていただけませんか)」と言うのも良い。ちなみに、会社名を聞きたいときは「the name」を「the company」にしよう。
また、支払い後は下記のように伝えてみると完璧。
・Thank you very much. ありがとうございました
・We look forward to seeing you again. またのご来店をお待ちしています
英語のやり取りは難しいことも多いが、最後のお見送りだけでも英語で伝えることで、お客様におもてなしの気持ちを伝えることができるはずだ。
3回にわたり、入店からお見送りまでの接客英語を紹介してきた。全部を完璧に覚えるのは大変かもしれないが、少しずつでも使えるようになれば、不安も少なくなるのではないだろうか。次回は、外国人のお客様が来た際に起こる、トラブルに対処するための英語を紹介予定。言葉の違いや文化の違いから、様々なトラブルが発生することもあるが、紹介する英語を参考に、ぜひ解決に役立ててほしい。(提供:Foodist Media)
(執筆者:竹野愛理)