個人で稼ぐには限界がある。そこで個人が事業を立ち上げ事業で稼ぐというケースが、これからの時代はより身近になっていくだろう。
一方で、事業を広げたり、人を雇ったりするためには、それなりの知識や体力も必要だ。リクルートエージェント歴代トップの営業成績を誇る森本千賀子さんは、入社1年目にして営業成績1位、全社MVPを受賞しただけあって20代の頃にすでに年収1000万円を超えていたが、40代で独立してからは青天井を稼ぎ出すようになった。まさに「自分で稼ぐ(=人的資本で稼ぐ)」から「事業で稼ぐ(=事業資本で稼ぐ)」に移行したビジネスパーソンである。今、年収1000万円以上のビジネスパーソンは、全体の4.2%(国税庁「平成28年 民間給与実態統計調査」より)、女性に至っては、0.9%にとどまっていることを考えるとある意味、非常に希少な存在だ。
森本さんによると、「事業で稼ぐ」には「自分で稼ぐ」とは違ったある能力が必要であるという。あらためて、森本さんに「事業で稼ぐ」に至るまでの心境の変化などを伺った。(取材、構成・くすいともこ ZUU online編集部、DAILY ANDS編集長/写真・森口新太郎)
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収入が4倍になっても、幸せは4倍にならない
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