「人生100年時代、年金だけでは2,000万円足りない」という、老後の生活についての危機感をあおる話が話題になった。これにおびえて、「投資でお金を増やさなきゃ」と焦って金融機関の扉をノックしようといるならば、一度深呼吸して冷静になったほうがいい。

焦って投信の販売窓口に行って「何か良い投資信託はないですか?」と尋ねれば、「鴨がネギ背負って、鍋もだし汁までも持ってやってきた」と思われるのが関の山だ。

今回は、そうならないように「投信の販売窓口で投資家が最初に絶対やってはいけないこと」を伝授する。その一つが、「最初の面談・提案では絶対に購入しないで、もらったすべての資料を持って一旦帰宅すること」だ。何なら初日はハンコを家に置いておく、つまり「絶対買わない」くらいでちょうどいい。

目的を明確にせずに投資を始めてはいけない

大島和隆,連載,投資信託
(画像=Natee Meepian / shutterstock.com, ZUU online)