2019年8月21日10時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日20日(火)の米国株は反落。ただジャクソンホール待ちで大きな動きはなし。ポンペオ米国務長官は、リスクをもたらす中国企業はファーウェイだけではないと発言。しかし、それをふまえた上で、米中双方は向こう1週間から10日間に少なくとも電話で協議を継続するともコメント。トランプ米大統領は、中国と取引する用意はできていないと言い放った上、米金融当局による「大幅な」利下げが必要だともコメント。米10年債利回りは1.55%に大きく低下。一方イタリアの主要株価指数は下落。現在のイタリアの政局混迷は「無責任な」サルビーニ副首相が原因だと批判し、イタリアのコンテ首相が辞表を提出したことが要因。マッタレッラ大統領は辞表を受理。本日21日(水)にも新内閣の組閣が可能かどうか各党との協議を開始した模様。米国株の反落と米10年債利回りの低下で米ドル/円は106円台前半まで反落。

現在の為替相場の戦略やスタンス

昨日20日(火)の米ドル/円の高値は106.69円。109.70円から本邦企業がまとまった売りを出しているという噂。105.00円レベルではオプションからのドル買い、そしてGPIFと噂されるドル買い注文がまとまっていることは変わらず。当面、105.00~107.50円での推移の中での米ドル/円の戻り売り継続。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。