金融資産に対する財産評価
金融資産として、現預金、株式、債券、および投資信託について評価方法の概要を説明させて頂きます。
①現預金の評価方法
現金：手元にある現金
預貯金：相続発生日（戸籍上の死亡日）の残高の合計
定期預貯金：残高合計＋既経過利子-源泉徴収税額
②株式の評価方法
非上場株：相続や贈与などで株式を取得した株主の立場によって評価方法が異なる
上場株：相続発生日終値、相続発生日月の平均終値、相続発生日月の前月平均終値、相続発生日月の前々月平均終値、以上を算出しもっとも低株価
③債権
相続発生日に解約し現金化した場合を原則として、元本＋利息相当額－源泉所得税
※外国債券の場合、証券会社を含む金融機関が公表する一番安いレートにて換算
④投資信託
相続発生日に解約し現金化した金額
⑤生命保険
生命保険契約の保険金や損害保険契約の保険金の保険金のうち、 被相続人が負担した分相当分
以上が概要となります。非上場株については、細々した条件が設定されているため、本稿では省略させて頂きます。
