つみたてNISAを始めるなら、まずはつみたてNISAの口座開設が必要です。口座は証券会社でも銀行でも開設できますが、どこの金融機関で開設すべきか悩ましいものです。そこで、つみたてNISAを始めるにあたり金融機関を選ぶポイントをお伝えします。
つみたてNISA口座の基本
銀行の預金口座や証券口座なら一人で複数持つことが可能ですが、つみたてNISAの口座は一人一つまでしか作ることができません。そのため、口座を開設する前にしっかりと金融機関の比較をすることが大切です。
証券会社でつみたてNISAの口座を開設する場合、まずは、その証券会社の総合口座を開設してから、つみたてNISAの口座を開設します。
銀行でNISA口座を開設する場合は、まずはその銀行で預金口座を開設し、その後、投資信託口座とつみたてNISA口座を開設します。
預金口座と投資信託口座、総合口座を持っていない状態では、つみたてNISAの口座を開設できないので注意しましょう。
つみたてNISAを始めるなら銀行?証券会社?
いつも利用している銀行で口座開設
銀行なら家の近くに支店があることも多いですから、わからないことがあれば対面で相談できるという点は強みです。ご自身が利用している銀行なら、より安心感がありますね。
しかし、一方で銀行によっては取扱商品数が非常に少ないところもあります。ファンドの選択肢が少ない点は銀行で口座開設するデメリットと言えるでしょう。
ネット証券会社で口座開設
ネット証券会社の場合は品揃えが豊富なところが多く、分散投資が十分可能です。情報量も多く検索機能も充実しています。
しかし、一方で銀行のように対面で話をすることができません。取扱商品数が多い分、いざつみたてNISA を始めようとした時に、どの投資信託を選べば良いのか迷ってしまうことも。この点はネット証券のデメリットです。
つみたてNISAにおすすめの金融機関5選
SBI証券
取扱商品数が150以上と非常に多い金融機関です。お気に入りの投資信託が必ず見つかることでしょう。積み立て方式も、毎月の積み立て以外に毎日積み立て方式、100円から積み立て可能なものなど、バラエティ豊かです。
楽天証券
楽天ポイントを貯めている方におすすめの金融機関です。積み立てを楽天カードで決済すればカードのポイントが貯められますし、投資信託を保有しているだけでも楽天ポイントが貯まります。さらに、貯まったポイントで積み立てができ、楽天ポイントをフル活用できます。SBI証券同様、取扱商品数は150以上と豊富です。
松井証券
投資信託を選ぶところから、メンテナンスまで自動で行ってくれるロボアドバイザーを無料で利用できます。他の証券会社にはないサービスを提供してくれるというところが魅力ですね。
つみたてNISAは頻繁なメンテナンスは不要ではあるものの、やはり年に一回はメンテナンスしたいところです。ロボアドバイザーはそのメンテナンスも行ってくれます。
大和証券
ネットでも口座を開設できますが、営業店もあるので、ネットでは不安という方におすすめの証券会社です。店舗は全国にあり、しかも、それらの店舗でつみたてNISAのセミナーを随時開催しています。まずはセミナーに参加して、知識を得てからつみたてNISAを始めることができます。
イオン銀行
銀行の中では、比較的投資信託の取扱数が豊富です。イオン銀行は全国にありますし、イオンを利用されている方なら、店舗にも立ち寄りやすく、安心して口座を開設できます。不明な点があっても、お買い物のついでに銀行に立ち寄ることができるので、イオン利用者にとくにおすすめの銀行です。
お得なキャンペーンもチェック
つみたてNISAの口座を開設することで、キャッシュバックやポイント還元が受けられるなど、キャンペーンを開催している場合があります。先にお伝えした楽天証券と大和証券、イオン銀行でも、2019年8月現在キャンペーンが開催されています。金融機関選びに迷ったら、キャンペーンが魅力であるという点も踏まえて考えてみるのも良いかもしれません。
文・前田菜緒(1級ファイナンシャルプランナー、FPオフィス And Asset)/fuelle
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