department-store-265135_640


免税とは?

消費税は、国内で消費される財貨やサービスに対して広く公平に課される税金で、原則として国内におけるすべての取引が課税の対象になります。しかし、国内取引でも消費に負担を求める税としての性質に合致しないものや社会的政策配慮から課税の対象としないこととされている「非課税取引」があります。

また、消費税ではこの「非課税取引」の他にも課税されない取引がありこれを「免税取引」とよんでいます。免税とされる輸出や輸出類似取引は、一定の要件が満たされる場合について、その売上げについて消費税が免除されています。

国税庁HPの『非課税と免税』の定義によると、免税店はその国の税金を払わずに販売できる許可をもらった販売店のことを指します。外国人が日本の百貨店などで買い物をした際に、入国後の滞在期間などの条件を満たしていれば、購入した代金にかかる消費税が免除になります。

日本の百貨店などでは免税手続きを設けている店舗が多くあります。時々、外国人観光客が免税手続きの所で列をつくっている光景を目にしたことがある方もいるのではないでしょうか。通常、免税手続きをするのに時間がかかりますが、空港などは免税店なので手続きをしなくとも免税されているので便利です。


10月に拡大する免税対象商品には何がある?

これまで訪日外国人向けの免税制度は、家電・装飾品・衣類・靴・鞄に限定されておりましたが、10月1日より新規免税対象品目として、食品・飲料・たばこ・化粧品・薬など全ての品目において免税の対象が広がりました。今回新しく対象が広がった品目に関しては、免税される条件が異なっております。既存の免税品目については、1人1日1店舗、10,000円以上の購入が対象となりますが、新規免税対象品目については、1人1日1店舗5,000円超~50万円以下の購入が免税の対象となります。