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はじめに〜夢がかなったのは、メモを書いただけ〜
● 夢を叶えたのは小さな習慣だった
突然ですが質問です。
あなたはなぜ、この本を開いたのでしょう?
「書くだけで夢が叶う」というテーマの本は、すでにたくさん出版されています。もしかするとあなたが訪れた書店でも、本書の周りに似たような本が何種類も並べられていたかもしれません。
「そんなわけないだろう」と疑いつつも、「一応、目次くらい見ておこうか」「まえがきくらい読んでみるか」と思われた方。
あるいは、「書くことで脳が活性化するのかもしれない」「潜在意識に働きかける方法なのかも」など、科学的な可能性を感じて本書を開いてくださった方もいらっしゃるかもしれません。
いずれにせよあなたは、心のどこかに「現状を変えたい」「こんなことが実現したらいいのに」という思いを抱えているのではないでしょうか。
それらの疑問に対する答えは、本書の中にたっぷりと詰め込まれています。
ただし、本書でお伝えする方法は一味違います。本当に「気軽に」始められて、誰でも「簡単に」続けられる方法だということです。もしかすると、今あなたの手が届く範囲ですぐに実践できるかもしれません。
そのあまりにも「気軽」で「簡単」な方法についても、詳しくは本文に記そうと思います。まずはまえがきとして、私の体験をお話しさせてください。
● 受験もダメ、恋もダメ、就職もダメ
散々だった私の過去の中でも、特に挫折感が大きかったのは大学受験の失敗です。
現役での大学受験に失敗した私は、翌年15 校もの大学を受験しました。しかし、結果はすべて不合格。浪人時代に遊んでいたわけではないぶん、なおさら情けない思いをしたものです。
仕方なく二浪しましたが、ここでもほとんどの大学から不合格通知が届きました。さすがにそれ以上浪人をするわけにもいかず、唯一合格したすべり止めの大学に進学したのです。
入学してからも花のキャンパスライフとはほど遠く、車の免許もなければアルバイトやコンパの経験もない、ないないづくしのコンプレックスの塊のような人間でした。
自信がないため女の子に声をかけることもできず、勇気を出して告白してもフラれてばかり。人生でもっとも恋愛を謳歌できるはずの時代に、とうとう彼女も作れないまま大学を卒業したのです。
自信を取り戻すべく一念発起して他の大学に編入しましたが、卒業したときはすでに26歳。新卒として就職活動をしても、どこの企業も相手にしてくれません。
ある企業の面接では、同じ大学の先輩が面接官を務めていました。顔見知りということで内心期待しましたが、私の履歴書を見るなり「26歳? うちの兄貴と同い年だね」とあしらわれ、まともに面接すらしてもらえなかったのです。
当然、励ましてくれる恋人などいるはずもありません。来る日も来る日も企業からの不採用通知を受け取り、落胆を重ねる毎日でした。
●夢を叶える簡単な方法
そんな私の人生が激変したきっかけは、驚くほど些細なことでした。「思い付いたことをメモ帳に書き込む」という習慣を身に付けただけで、自分を取り巻く世界が一変してしまったのです。
女の子とは縁のなかった私に彼女ができ、結婚して2人の子どもに恵まれました。さらに就職活動もうまくいき、上場企業でIR担当、社長秘書を歴任。年に2回は長期休暇を取り、家族や仲間と国内外の旅行を楽しむという、理想的な生活も手に入れることができたのです。
それだけではありません。ダメ人間の見本のような人生を送っていた私が、今では自己啓発セミナーや勉強会を主催し、多くの人たちの夢を叶える手助けをしています。これら以外にも、叶えることができた夢は数えきれないほどです。願ったことのほとんどは実現し、以前とは別人のように毎日が輝いています。
しかし、私には特別な能力があったわけではありません。死にものぐるいで頑張ったわけでもありません。ただただ、願望をメモ帳に書き込んでいただけなのです。
ただ、そのメモの仕方が他の「書くだけで夢が叶う」本に書かれている方法とはちょっとだけ違います。より「気軽」で、本当に誰にでもできる「簡単」なやり方なのです。
実は執筆に先がけて、私はある願いをメモ帳に書き込んでみました。その願いについては、本書の最後に明かすことにしましょう。まずは私の「書くだけで夢が叶う」方法を、みなさんにお伝えしたいと思います。