7歳、5歳、3歳の子どもの成長を祝う「七五三詣で」。各地の神社を参拝する親子連れの姿がみられるだけでなく、ホテルの七五三プランも数多く、盛り上がりを見せます。

地元の神社での参拝は子どもへの負担も少なく理想的と言われますが、愛する我が子の大事な人生の節目、有名な神社で晴れの姿を祝ってあげたいと思うのも親心でしょう。祖父母も含め、家族みんなでホテルのおいしい料理や宿泊を楽しむのはいかがでしょうか。

七五三、3歳を祝うのは女の子だけ?

七五三詣,神社参拝
(画像=222studio/Shutterstock.com)

七五三とはどのような儀式なのでしょうか。地域によっても差がありますが、近世に至るまでは、子どもは3歳まで男女とも髪を剃る風習があり、3歳を過ぎると髪を伸ばし始め「髪置(かみおき)」のお祝いをしました。その後男の子は5歳で袴を初めて着ける「袴着(はかまぎ)」、女の子は7歳で着物の付け紐を帯に替える「帯解(おびとき)」のお祝いを行い、これらの儀式が現在の七五三へとつながっています。

男の子は5歳だけを祝うものと代々受け継がれている家庭も多いと思いますが、多くの神社では3歳は男女とも祝いの対象だと説明しています。また、本来は数え年で祝っていましたが、現在は満年齢で祝うことも増えているようです。

アクセスのよさや歴史ある神社での参拝

東京エリアでは、千代田区永田町にある日枝神社が、国会議事堂にも近く、日本の中心地とも言える場所に立地し、七五三の祈祷を受け付けています。溜池山王駅など地下鉄の複数の駅からアクセスが良く、都心にありながら緑の多い広大な敷地を有します。

祈祷では子どもの健やかな成長と幸福を願って、神楽が奏でられ、鈴祓いが行われます。古くは江戸の町を見下ろし、徳川将軍家も祈祷したこの神社を訪れることは、家族にとっていい思い出となるでしょう。

中部エリアでは、三種の神器の一つである草薙の剣の鎮座にその歴史が始まるとされる有名な熱田神宮があり、七五三の祈祷が可能です。ご祭神として熱田大神を祀り、名古屋駅から近い名鉄神宮前駅より徒歩3分と交通の便も良い地にあります。

同神宮によれば、11月15日に限らず前後1ヶ月ほどの週末に家族そろって七五三のお参りする姿も多いそうで、大安や友引などのお日柄も合わせて日を選ぶと良いそうです。

大阪エリアでは、神功皇后が鎮座し伊勢神宮と同じく20年ごとの遷宮が行われてきた住吉大社を訪れてはどうでしょうか。南海本線住吉大社駅から徒歩3分と駅近の立地も子どもの足には優しいでしょう。

同神社でも11月15日前後の週末など家族の都合に合わせた日取りで訪れるケースが増えているそうで、11月中は毎日祈祷の受付をしています。子どもの成長を祈念して祝詞が奏上され、神楽舞を奉納されます。歴史ある神社で祈祷すれば、家族の絆もさらに深まることでしょう。

食事や宿泊だけではない、ホテルの七五三プラン

七五三は家族で祝うもの。神社の参拝のほかに、家族で食事をして団らんの良い機会となるでしょう。各地の有名ホテルでは、着付けや写真撮影、地元の神社と連携したセットプランも登場しているようです。

ホテルインターコンチネンタル東京ベイでは、七五三のファミリー向けに個室で祝う食事会プランを提供。個室料無料や七五三ケーキのプレゼントなどの特典があり、食事はイタリアン、フレンチ、鉄板焼き、ビュッフェ形式の4つのレストランから選べます。

オプションで着付けや写真撮影も選べ、子どもの着物やヘアセット、メイクのほか親の着付けもできます。提携する芝大神宮では七五三の祈祷を受け付けていますが、予約制となっていますので注意が必要です。ホテルに宿泊もすれば、東京湾のオーシャンビューを楽しみながら楽しい一夜となるでしょう。

大阪ではホテルニューオータニ大阪が、豊國神社での祈祷、送迎ハイヤー、レストランでの会食がセットになった七五三プランを提供しています。さらに着付けやスタジオ写真も加えたプレミアムプランも用意しています。

レストランはフレンチ、中華、日本料理、ビュッフェ形式から選べます。出世開運の「豊太閤」を祀る豊國神社での祈祷は、子どもの将来を家族みんなが願ういい機会となるでしょう。

秋のよき日に子どもの成長を祈る七五三詣で。人生で数少ないこの機会を、このような神社参拝やホテルプランを利用して過ごすのはいかがでしょうか。(提供:JPRIME


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