2020年1月8日10時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。昨年2019年は米国株が最高値を更新し、リスクオンの相場環境で終了。しかし2020年になると相場は一転。米国は先週2日(木)、イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害したと発表。ソレイマニ司令官はイランでは「影の司令官」とも呼ばれる大物。米国が戦争を宣言するには議会の承認が必要であるため、トランプ米大統領は「戦争をやめるためであって、戦争をしかけたわけではない」とコメント。この報道により、マーケットは極めて神経質な動きとなり、「株安、円高」のリスクオフ相場へ移行。

現在の為替相場の戦略やスタンス

本日8日(水)早朝の「イラン、米軍駐留のイラク基地に攻撃開始」との報道。この報道を受け、マーケットはさらにリスクオフの動きを加速。本日8日(水)午前10時頃時点での日経平均は580円もの暴落。米ドル/円は107.80円、豪ドル円は73.80円と円全面高。マーケットは米軍の反撃に注目が集まっている。マーケットの視線はイラン情勢に集中。豪ドル/円、米ドル/円の戻り売り継続。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。