2020年1月21日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

現状、ドル売り材料や、米中貿易交渉の第二弾は進まないのではといった思惑などが色々ある中で、実際、米ドル/円は下がらない。短期勢が売っても下がらず、買戻しを余儀なくされたため、110円台に上がってきた感じだ。本日21日(火)も110円台で揉み合った後、109円台に下がったものの、109.80円付近までの下落。この動きをみるとおそらく109.70~109.80円にかけて買いオーダーが入っているのだろう。そして109.70円を割るとストップをつけて109.50円まで下落し、またそこからさらにストップをひっかければ109円台前半へと向かうことも考えられる。しかし、全体的に考えると今週は下値が固まり、じり高継続のイメージだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは109.00~110.85円。現状は110.30円が直近高値だが、110.50円を超えてくるとストップがあり一瞬跳ねるだろう。また110円台後半にはレジスタンスもあるため、111円へ勢いよく上がるようなイメージはない。戦略としては引き付けて押し目買いで入り、買い回転しつつ様子を見たい。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。