2020年1月22日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日21日(火)のNY市場では米国株が下落。新型ウィルスの感染が米国でも報告され、経済への影響が懸念されたことが要因。コロナウィルスの感染は拡大しており、広東州と北京で新たに6件の症状が確認され、死者数は6人に増大。最高値更新が続いていたパラジウムも影響は避けられず、成長懸念で8月以来の大幅安となった。
現在の為替相場の戦略やスタンス
リスクオフのマーケットの中、米ドル/円は110.00円割れ。110.30円からは本邦輸出企業のドル売り注文が待っている模様。一方、ドルを買い遅れた本邦企業が米ドル/円の109.80円レベルからドル買いをいれており、下げ止まり。コロナ拡大によるリスクオフ懸念という報道が目立つが、中国の旧正月を控えて株中心にポジション調整が始まっている状況。この調整局面での下落でクロス円中心に押し目買いスタンスで臨みたい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。