2020年1月24日9時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日23日(木)のNY市場では円が上昇、新型コロナウイルスの感染拡大で世界の経済成長が抑制されるリスクが懸念された展開。WHOは状況を引き続き注視していくとし、「緊急事態宣言」は見送り。ただS&Pが上昇に転じた後、米ドル/円は下げ渋り。安値は109.27円どまり。その後、109.50円レベルまで反発。

現在の為替相場の戦略やスタンス

友人によれば、109円台前半に本邦機関投資家のドル買いが並んでおり、それが米ドル/円をサポートした形。米ドル/円の反落時、ドルを買い遅れた本邦機関投資家がドルを買っている展開は変わらず。ただ注目は今週彼らのドル買いにも関わらず、米ドル/円の戻りが弱かったこと。本日24日(金)のアジア市場では、アジア株も反発があるだろうから、米ドル/円にどの程度戻りがあるかを確認したいところ。米ドル/円の110.00円が重くなってきたことから、米ドル/円のレンジを108.50~110.00円に変更し、米ドル/円はいったん戻り売りスタンスで。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。