2020年1月28日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

中国発の新型肺炎が蔓延しており、世界的に株価の下落、債権の上昇、価格の上昇、長期金利の下落が起きている。世界的にリスクオフの流れが強まっている。中国の春節は1月末から2月2日へ延びたものの、この期間で収束に向かうとは到底思えずリスクオフはさらに続きそうだ。さらに今後被害が拡大する様相が見えている。よって米ドル/円、クロス円ともに戻り売りから入る戦法が正しいのではないかと考えている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円の予想レンジは108.00~109.75円。ただし、よほどショートが溜まらない限り109.75円の水準には届かないとは思っている。下サイドは108円ミドル割れから下、108.30円、108.40円付近はサポートが多くあるため、一回はショートの買い戻しをして様子をみてもいいかもしれないが、ロングで攻めるというには時期尚早だろう。利食ったあとは再びもう一度戻り売りで攻めるほうが得策に思える。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。