低コストで運用でき、しかも利益が非課税になる「つみたてNISA」はぜひ利用したい制度の1つです。ただでさえお得なつみたてNISAですが、楽天カードを利用するとさらにお得になることをご存じですか?仕組みをしっかり確認し、お得に資産運用を始めましょう。

そもそもつみたてNISAって?

つみたてNISA,楽天カード
(画像=PIXTA)

定期的に投資信託を買っていく制度

つみたてNISAは投資信託を定期的に買っていく制度です。一度にまとまった金額を投資することはできず、毎月1万円といったように、定期的に同じ金額を買っていきます。一度に資金をリスクにさらさずに、「時間の分散」をさせることでよりリスクを下げる効果が期待できます。

利益に税金が掛からない

つみたてNISAで得られた利益はすべて非課税です。税金が引かれることがありませんから、より効率的に投資することができますよ。

買う時の手数料が無料

つみたてNISAは買付手数料が無料の商品に絞られています。無料で利用できますからとてもお得な制度といえますね。

つみたてNISAでは一部のETF(上場投資信託)も買うことができますが、こちらは買付手数料が掛かりますので気を付けましょう。

保有中のコストも安い

つみたてNISAの対象銘柄は保有中のコストも低いものに限定されています。「信託報酬」という保有中のコストが一定以下のものしか対象になっていませんので、低コストで運用することができます。

つみたてNISAを楽天カードで利用するメリット

  現金で決済 楽天カードで決済
メリット 積み立て日を選べる 積み立て金額の1%が還元
デメリット ポイント還元が低い
(最大月に9pt)
積み立て日を選べない
(毎月1日)

カード決済だと1%ポイントバック

楽天証券の場合、投資信託の積み立てに楽天カードを利用することができ、これはつみたてNISAも対象です。楽天カードで投資信託を買うと1%分のポイント還元が受けられます。月に1万円積み立てれば楽天ポイントを100ポイント受け取ることができ、年間1,200ポイント獲得できます。

現金決済はルール変更で上限が引き下げ

以前は楽天証券と楽天銀行を連携させる「ハッピープログラム」を利用し、投資信託を毎日買うことで高いポイント還元を受けることができました。しかし、2019年6月に条件が変更し、この方法では最大でも月に9ポイントまでしか獲得できなくなってしまいました。

ハッピープログラム自体は他にもメリットのあるサービスですが、投資信託を買うことでポイントを得るなら楽天カードの利用が最善の方法といえるでしょう。

積み立て日を選べないデメリットには注意

楽天カードを利用し投資信託を積み立てる場合は、積み立て日が毎月1日になります。別の日を指定することはできません。現金決済の場合は積み立て日を選ぶことができますので、楽天カード決済のデメリットといえるでしょう。

つみたてNISAの楽天カード決済ルール

ポイント還元が受けられお得なカード決済ですが、つみたてNISAを楽天カードで利用する場合のルールをもう少し確認しましょう。

毎月12日までの設定で翌月1日に買い付け

投資信託を楽天カードで決済する場合、必ず毎月1日の積み立てになります。積み立ての申込と設定を12日までに終えると翌月の1日に積み立てがスタートします。

積み立ての申込と設定が13日以降になってしまった場合、積み立てのスタートが翌々月の1日に伸びてしまうので注意しましょう。

積立て金額は月100円~3万3,333円で決定

積み立て金額は最低100円から設定でき、1円刻みで金額を選ぶことができます。つみたてNISAでは年間40万円が上限ですから、月33,333円が設定の上限となります。

つみたてNISAを始めた最初の年だけは、年間40万円を超えない範囲で上限を設定することができます。ただし、楽天カードの決済は月に5万円までですので、5万円を超える金額は現金でしか買うことができません。

引き落としは決済した翌月の27日

楽天カードで決済した金額は翌月の27日に、楽天カードで設定の引き落とし口座から引き落とされます。引き落としの金額が足りなくならないようお金を入れておきましょう。  

つみたてNISA以外もポイントの対象

上述しましたが、楽天カードで投資信託を買える上限は5万円までです。つみたてNISA以外でもポイントの対象ですから、積み立て資金に余裕があるなら通常の口座でも積み立てると月に最大500ポイント獲得することができます。

たとえば、つみたてNISAで3万3,000円、通常の課税口座で1万7,000円積み立てると計5万円の積み立てになり、毎月500ポイント獲得できます。1年間に60万円積み立て、ポイントも6,000ポイントもらえます。1%のリターンがあるのと同等で、より効率的に運用することができますね。

通常の口座で買う場合も「ノーロード投資信託」を選ぶと買付手数料が掛かりませんからおすすめです。

投資信託の積立ては楽天カードがおすすめ

つみたてNISAは利益が非課税でコストも低いお得な制度です。さらにつみたてNISAを現金で行うより楽天カードを利用することでもっとお得になります。楽天証券で口座を開設し、お得に資産運用をはじめてみましょう。

文・若山卓也(ファイナンシャルプランナー)/fuelle

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