ネット証券を選ぶ上で確認しておきたいのが各社の提供する「株アプリ」だ。これらの株アプリは「スピーディーな発注」「充実した投資情報と銘柄分析機能」「わかりやすい操作」などを実現してくれる強い味方。各社でどのような違いがあるか、特徴を解説する。

ネット証券の株アプリの特徴

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(画像=Dario Lo Presti/Shutterstock.com)

ネット証券のスマホ向け株アプリは、パソコン用トレーディングツールの機能性に勝るとも劣らず、いつでもどこでもアクセスでき、簡単に素早く発注できるのが最大の魅力。スマホ向けという性質上、条件を設定して情報を絞り込む、または画面をカスタマイズして直感的に情報を確認できるようになっている。

表示できる情報は企業の決算、財務内容、開示情報、銘柄検索機能、各種ランキング、ニュース、各種指標、企業分析も標準装備されている。もちろん高機能株価チャートや自動更新機能付きの株価ボード、各銘柄の板情報などパソコン用トレーディングツールと同じだ。さらに各社とも気配画面や板情報を見ながら素早く発注できるように操作性が工夫されている。

7大ネット証券の株アプリ比較表 チャート数、ランキング表示、投資情報など

まずは有名ネット証券の株アプリをチャート表、ランキング表示項目、投資情報、入金機能、NISA取引、登録銘柄数の6項目を比較してみよう。

証券会社名
【アプリ名】
チャート数 ランキング
表示項目
投資情報 入出金機能 NISA取引 登録銘柄数
SBI証券
【SBI証券
株アプリ】
4種類 22種類 ・分析の匠
・四季報
あり 不可 1,000銘柄
松井証券
【株touch】
6種類 16種類 みんかぶ なし 可 400銘柄
楽天証券
【iSPEED】
12種類 24種類 ・日経
テレコン
・四季報
なし 不可 1,000銘柄
マネックス証券
【マネックストレーダー
株式】
5種類 20種類 ・TDNET
・みんかぶ
・マネックスレポート
なし 不可 900銘柄
auカブコム証券
【kabu ステーション®
アプリ】
4種類 14種類 四季報 なし 不可 2,000銘柄
岡三オンライン証券
【岡三ネット
トレーダーWEB2】
10種類 20種類 ・各種岡三レポート
・ロイター
あり 可 2,000銘柄
DMM.com証券 株
【スマホアプリ DMM株】
5種類 14種類 ・四季報
・ロイター
・みんかぶ
あり 可 2,000銘柄

※各ネット証券ホームページ掲載のスマートフォン専用日本株取引アプリの概要を参照し、上記一覧表を作成

7大ネット証券の株アプリの特徴 SBI、楽天、マネックス証券、松井など

次からはSBI証券や楽天など、各社の特徴を詳しくみていこう。

SBI証券「SBI証券 株アプリ」 “情報量”と“利便性”が秀逸

「SBI証券 株アプリ」は国内株に特化した高機能トレーディングアプリ。銘柄分析ツール「分析の匠」では、決算進捗率や財務分析がグラフや表で視覚的に表示されており、ひと目でわかる画面構成になっている。適時開示情報、決算速報、アナリスト予測なども充実し、多彩なランキング機能で銘柄検索がしやすいのもポイント。Push通知機能も備えているので投資タイミングを見逃してしまうということもなくなるだろう。

板に表示される価格ごとの注文数を1秒ごとに更新でき、気配状況にリアルタイムに対応したスピーディーな発注が可能。

松井証券「株タッチ」 初心者から上級者まで満足いく充実の投資情報

「株タッチ」はスマホだけで株式、先物、オプション取引ができる無料トレーディングアプリ。「株価ボード」「先物ボード」「オプションボード」で構成。株タッチの株価ボードは最速最短0秒で自動更新され、1ボード(グループ)には20銘柄を表示でき、最大400銘柄まで登録可能。事前設定しておけば画面に1回タップするだけで発注できる「スピード発注」もある。

主要指数、東証マザーズ、ETF/ETNなどの条件で絞り込めるので、お好みのランキングを一発表示できる。初心者でもわかりやすい個別銘柄や市況ニュース、アクティブトレーダーが知りたい高度な各種テクニカルチャートなど、幅広い投資情報も閲覧できる。

楽天証券「iSPEED」 パソコン並みの情報量とシンプル注文が強み

「iSPEED」は株式の現物取引と信用取引に対応のトレーディングアプリ。iSPEEDには、株式のほかにFX、先物OP、CXアプリもある。日経新聞記事をはじめ、株価、市況、チャート、ニュースなどの膨大な情報の中から必要なものを画面に表示させることで素早く確認できる。最大1,000ものお気に入り銘柄を登録可能で12種の銘柄情報をスワイプで簡単に表示できる。

注文は「シンプル注文」「プロ注文」の2つのモードがあり、プロ注文では指値、成行の通常注文に加えて、逆指値付通常注文と逆指値注文も可能。最短3タップで注文できるシンプル設計だ。

マネックス証券「マネックストレーダー株式」 操作が簡単な株式取引用高機能アプリ

「マネックストレーダー株式」は株式取引専用の無料トレーディングアプリで、マネックス証券総合アプリ「マネックス証券アプリ」とは別に用意されている。

「マネックストレーダー株式」は、簡単な画面操作で取引できるため、スマホに不慣れな人でも安心して使える。投資情報の入手から、銘柄登録、板やチャートなどの個別銘柄情報表示、注文照会、残高照会、注文に至る一連の株式取引すべてがアプリ単体で完結可能だ。直感的なチャート操作とテクニカルチャートはお好みの設定により、より扱いやすく充実したチャート画面も構築できる。

au カブコム証券「kabuステーション」 快適な操作性でストレスフリーな取引

「kabuステーション」はパソコン向けkabuステーションの高い機能性はそのままに、より便利にスピーディーでスマートさを追求したアプリ。マーケット情報と「みんなの株式」による投資情報専用アプリや、IPOコンテンツ特化アプリ、株チャート特化アプリなど、目的別に分かれたアプリを使って、kabuステーション本体でのシンプルな取引を実現している。

kabuステーションの発注方法は、2WAY注文、板注文、発注パネルの3種類あり、自分の投資スタイルにあった注文方法が選択可能。パソコン向けkabuステーションと同期しているため、アプリにたくさんの銘柄を登録する必要がないという特徴がある。

岡三オンライン証券「岡三ネットトレーダーWEB2」 統一された画面構成でわかりやすい

「岡三ネットトレーダーWEB2」は、スマートフォン、パソコン、タブレットの3チャネルの画面構成が共通で、とにかくわかりやすいのが特徴だ。文字が読みやすいように配慮されていて、操作ボタンも大きくタップしやすい。

スマートフォン専用アプリといっても、機能はパソコン用ツールとまったく同じ。豊富な投資情報と充実した注文機能を搭載しており、入出金指示もできるので、外出先でアプリを使って取引しても不便を感じない。

スマートフォン専用アプリの画面の見にくさや扱いにくさが気になる人でも、快適に取引できるはずだ。

DMM.com証券 株「スマホアプリ DMM株」 かんたんモードとノーマルモードを用意

「スマホアプリ DMM株」が独特なのは、スマートフォン専用アプリでありながら、初心者向けの「かんたんモード」と一般向けの「ノーマルモード」の2つのモードを搭載しており、切り替えて利用できることだ。

「かんたんモード」は、機能を絞り込んでシンプルな操作性を追求している。それに対して「ノーマルモード」は、多彩なテクニカル分析ができる高機能チャートや充実した検索機能など、ベテラン投資家が必要とするスペックを備えたモードだ。

NISA口座での取引や入出金もできるため、PCがなくてもスマホアプリDMM株だけで、すべてのレベルの投資家が快適に取引できるのが魅力。

ネット証券の株アプリで、シンプルでスピーディーな取引を

各社とも株アプリのバージョンアップを重ねており、多忙なビジネスパーソンが短時間で投資情報を閲覧し、取引するのに十分な機能性を備えた高機能ツールへと進化している。株式投資のためにネット証券を選ぶときは、自分にとって使いやすいアプリを展開しているという視点も考慮しよう。より効率的な資産運用ができるはずだ。

文・近藤真理(フリーライター)/MONEY TIMES

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