株式会社東芝は6日、人間らしい容姿で腕や手が自然な動きをするコミュニケーションロボットを開発したと発表した。同ロボットは7日から開催される『CEATEC JAPAN 2014』に展示される。
東芝は株式会社エーラボ、大阪大学、芝浦工業大学、湘南工科大学の協力の下、新ロボットを開発した。43箇所の駆動装置が滑らかに動く多関節ロボットの動作アルゴリズムを構築し、ロボット駆動技術とモーションセンサーを応用した動作教示技術、人間らしい容姿・表情づくりの技術を組み合わせることで、今までにない上半身が自然に動く生身の人間らしい質感をしたロボットの開発に成功した。
新たに開発されたロボットは肌の質感や目の動きなど、細部にまで“人間らしさ”が散りばめられている。従来のロボットとは違い、人間らしい容姿をしていて、簡単なあいさつやお辞儀などの動作が可能だという。
今後、ロボット市場は福祉・ヘルスケア分野、製造分野、農林水産分野、サービス分野、エンターテイメント分野といった多くの分野で需要が高まると予想されている。東芝は持ち前の高い技術を武器に、ロボット開発を継続していく。