米フェイスブックは6日、スマートフォン向けチャットアプリを展開するワッツアップを買収したと発表した。買収額は約220億ドル(約2兆4000億円)で、同社が行った企業買収の過去最高額を更新することになった。

ワッツアップは低価格で利用できる通信アプリで、ヨーロッパやアメリカを中心に人気を博している。

フェイスブックは今年2月、ワッツアップを約190億ドル(約2兆900億円)で買収すると発表。しかし、その後のフェイスブック株の値上がりにより買収額は高騰した。買収は現金約45億9000万ドル(約5060億円)に加え、フェイスブック株1億7800万株を譲渡することで行われる。

フェイスブックはこの買収を足がかりに海外市場を拡大していくと見られ、携帯端末向けアプリ市場における地位の確立を目指す。