先端技術の大手プロバイダーであるビットフューリーグループは10日、個人投資家や機関投資家がマイニングファームに投資できる日本初のマイニングファンドの組成を発表した。
ビットフューリーによると、本組成発表の背景にはビットコイン・マイニング事業に高い投資リターンの可能性があるにも関わらず、投資可能な手段が普及していなかったことが挙げられるという。
今回の取り組みは金融商品取引業社のNAICを通して募集されるが、これにより投資家はビットフューリーが運営しているカザフスタン共和国の最上位マイニングファームへの投資が可能になるとのこと。
ビットフューリーCEOであるValery Vavilov(ヴァレリー・ヴァヴィロフ)氏は、新型コロナウイルスによる影響で暗号資産市場においても不安定な推移が続いていると指摘。
その上で、「このような時期に、当社が運営するビットコイン・マイニング事業への投資を行うことで、その基盤となるインフラストラクチャーをよりセキュアなものにし、デジタル資産のさらなる普及に貢献されると確信しています」と意気込みを語った。
また、2019年10月よりビットフューリーグループの日本代表に就任した紺野氏は、「1,000兆円を超える日本の銀行預金残高に対し、安定的に高い投資リターンを得られる可能性のあるポートフォリオへの投資機会を日本の投資家に提供できることは大きな意味を持ちます」と述べている。(提供:月刊暗号資産)