アメリカ大手暗号資産取引所コインベースが、新規上場の候補銘柄を公表した。

11日、同社の公式サイトにて発表した。

コインベースが上場の候補として発表したのは18銘柄。

仮想通貨
(画像=月刊暗号資産)

同社サイト内ではアルファベット順に、上場候補が明らかにされた。

コインベースが候補に挙げた暗号資産は以下の通り。

  • 「Aave」
  • 「Aragon」
  • 「Arweave」
  • 「Bancor」
  • 「COMP」
  • 「DigiByte」
  • 「Horizen」
  • 「Livepeer」
  • 「NuCypher」
  • 「Numeraire」
  • 「KEEP Network」
  • 「Origin Protocol」
  • 「Ren」
  • 「Render Network」
  • 「Siacoin」
  • 「SKALE Network
  • 「Synthetix」
  • 「VeChain」

検討中の銘柄で、コインマーケットキャップが発表している時価総額ランキング上、最も上位にくる暗号資産はVeChainで、全銘柄の中で26位となっている(記事執筆時点)。

コインベースに上場をすることで、さらなる価格の上昇が見込まれる。

VeChainは、物流のサプライチェーンをブロックチェーンで提供している中華系企業が運営している。

昨年、中国の習近平首席がブロックチェーンの推進を述べた時、NEOやToron、Bytomなど中国生まれの主要アルトコインの価格が上昇。

その時、習主席はVeChainにも触れ、一時は価格が100%超上昇して話題となった。

コインベースは、今回の発表の際に「コインベースの目標は、取引所の技術基準を満たし、各国で適用される法律に準拠するすべての暗号資産を上場することです」と述べた。

また今後の展望として、「世界中のお客様がコインベースのプラットフォームを介して、すべてのデジタル資産の合計時価総額の90%にアクセスできるように準備をしています。そのために、セキュリティ、コンプライアンス、プロジェクトなど、世界に向けたオープンな金融システムを構築していきます」と抱負を語った。

コインベースは上場を検討している銘柄を公表した理由として「暗号資産を上場する決定は、重要な技術およびコンプライアンスのレビューをユーザーから必要とし、一部の地域では規制当局の承認の対象となる場合があります」と述べ、「上記の資産がどこの国のコインベースの取引所で上場されるか決まっていません。また、いつ上場するかも保証できません。正しい上場プロセスに従い、適用可能な審査と承認を条件として、各国の地域ごとに新たな暗号資産を上場していきます」と上場条件について説明した。(提供:月刊暗号資産