暗号資産ATMを展開する企業「LibertyX」が、アメリカのセブンイレブンや同国の大手薬局チェーン店「CVS」「Rite Aid」の3企業、計2万店舗以上でビットコインの購入が可能になったと発表した。
22日、LibertyXの公式サイトで発表された。
LibertyXの発表によると、ユーザーが事前に「iOS」か「アンドロイド」の専用アプリをダウンロードし、店のレジでアプリに表示されたバーコードをスキャンしてもらう仕組みだ。
購入可能金額は最低20ドルから最高で500ドルとなっている。
ビットコインの購入手数料は4.95ドル(約530円)に設定されている。
世界各国でビットコインが小売店で販売されるケースが、ここ数年増えてきている。
昨年には、フィリピンのセブンイレブン6000店舗で暗号資産取引アプリ「Abra」で購入が可能になった。
また、フランスでは5200以上のタバコ店でビットコインが販売されている。
LibertyXのCEOであるChris Yim氏は、今回のセブンイレブン等の提携について「ビットコインは過去10年間で最もエキサイティングなイノベーションの1つだ。私たちは、これからセブンイレブンなど身近な場所でビットコインを購入できるようになる。誰もがビットコインを所有し、そのグローバルなコミュニティの一員になることができる。ビットコインの購入は食料品の買い物をしている時にバーコードをスキャンするのと同じくらい簡単です」と、抱負を述べた。
LibertyXは2013年にアメリカで創業。
2014年には、ボストンでアメリカ初のビットコインATMを発表した。
そして2018年にLibertyXは「従来型ATM」とのシステム統合も発表している。
2019年にはアメリカ・ニューヨーク州の「ビットライセンス」も獲得している。
現在、全米44州で数千台のビットコインATMを展開中だ。
LibertyXは今後もビットコインATMの台数拡大をはじめ、今回のアプリ開発など、ビットコインの普及に力を入れていく予定だ。(提供:月刊暗号資産)