暗号資産関連データを提供するCoinGeckoが23日、訪問者に報酬を配布する「CoinGecko Candy」システムを発表した。

このCandyはCoinGeckoのウェブサイトにログインすれば毎日受け取ることができ、iOS、Androidアプリ両方からも受け取り可能とのこと。

キャンディー
(画像=月刊暗号資産)

ポイント数に応じてCoinGeckoストアの割引クーポンやDeFiのハウツー本、ハードウェアウォレットCoboの割引クーポン、限定NFTなどが受け取れる。

ただし、Candyは暗号資産やトークンなどとは異なるため、Candyの移転や譲渡はできないとしている。

過去にERC-20でCoinGeckoの詐欺トークンが作成された例もあるとし、Candyについてもそのような誤解を招かないよう注意喚起を行なっている。

CoinGeckoは暗号資産の価格情報や取引高、時価総額など、包括的な市場追跡を行う重要なデータ分析サイトとして多くのユーザーを有している。

また、主要イベントの開催およびオープンソースコードの開発なども行っている。

通貨の価値を適切に測定する独自定量方法を採用するなど、情報に対する信頼性も高く評価されているようだ。

Candyは独立した中立的な市場データを提供するだけでなく、情報を求めて訪問されるユーザーへの感謝を表すために導入したようで、公式ブログで以下のような謝意を述べている。

「我々が独立したデータアグリゲーターを構築するにあたり、ユーザーの方々が我々に示してくださった忠誠心とサポートは驚くべきものに他ならないと感じています。我々が提供するCandyは、暗号分野で人気があり愛されている幅広いサービスや商品へとアクセスできます」

現在、Candyは集中型のポイントシステムとして、どのように利用できるか実験中の段階であるという。

また、報酬特典との交換というインセンティブのみが現在の選択肢だが、検証を通しCandyを使った他の有用性も検討していくようだ。

Candyの受け取りは23日からすでに開始しており、ログインすれば誰でも簡単に受け取れる。

Candyを利用して交換できる特典は現在6種類。

近い将来追加していく予定とのことだ。(提供:月刊暗号資産