2020年6月30日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

株価の反応やそれに対する為替の反応が、従来通りではなくなってきている。マーケット全体が現在過渡期のため、あまり思い込まずに次の動きを待ちたいところだ。従来の動きは続かなくなってきているため、例えば「リスクオフ=円高」の動きもなければ、株価と他通貨の関係もだんだんあいまいになってきている。そのため、2020年、これから、新しいマーケットが来るのかもしれない。よって従来のリスクオン、リスクオフにはとらわれないほうがいいだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

現在は方向感を明言しづらい状況だが、何かあるとすれば、英国とEUの集中協議がこれから始まることだ。おそらく、表向きはまとまらない方向で行くだろう。そうなるとそのたびにポンドが売られがちになるので、ユーロ/英ポンドは小さな押し目でユーロ買い・ポンド売りをしてもよさそうだ。ただし、10月の末に向けて合意が近くなるとポンドが急騰したりするため、そこには注意したい。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。