パンデミックを引き起こした新型コロナは、多くの人の仕事や生活様式を変えました。それでも変化にうまく対応した結果、仕事や収入が増えて他者を引き離した人もいます。今回は、アフター・コロナで勝ち上がり、生活を豊かにするための条件について紹介します。

アフター・コロナの勝ち組の条件とは

アフター・コロナ,格差社会
(画像=honigjp31/stock.adobe.com)

「ニューノーマル」の社会で勝ち抜くための条件は主に以下の4つです。

成果主義への対応

2020年6月16日に東京商工リサーチが公表した「第5回『新型コロナウイルスに関するアンケート』調査」によると、コロナ危機下で在宅・リモートワークを実施した企業は56.7%でした。そのうち2020年5月25日の緊急事態宣言解除後も在宅・リモートワークを続けた企業は68.4%です。

在宅勤務・リモートワークの場合は仕事のプロセスが見えにくい分、成果が直接評価につながります。そのため、仕事の効率や集中力の向上が必要でしょう。部下を管理する立場の人は、従来とは違うマネジメントスキルを養うことも必要です。

IT環境の構築

リモートワークがニューノーマルにおける一般的な働き方になることも想定しておく必要があります。リモートワークに対応したIT環境の構築や、コンピューターリテラシーは必要不可欠になってくるでしょう。

収入源の分散

コロナ危機下では業種ごとの明暗がはっきりと映し出されました。個人レベルでも副業や投資で収入源を分散させておけるかどうかが勝敗を決めることになりそうです。どちらの場合も社会の状況を見つつ特定の会社や業態に偏らせないことも大切でしょう。

危機への対応マインド

大きな危機に直面すると思考がストップしてしまう人も少なくありません。一方でコロナ拡大のなか、機動的に変化に対応したサービスが登場したように危機下でも素早く発想を転換させて行動に移せる人もいます。これからの社会では危機に対するスピーディーな対応マインドがカギとなりそうです。

変化を振り返り、意識と行動の転換を!

予測できない危機に見舞われ、収入や健康面で被害を受けた人も多いと思います。これは、やむを得ないことであり決して「負け」ではありません。しかし、すでにコロナで起こった社会の変化を目の当たりにした今からは、格差社会に負けないように自分自身の行動や思考を変えていくことが重要です。コロナでどのような具体的な社会変化がもたらされたのかを振り返るとともに現状を把握し、今後のビジョンを示して行動していけるかが勝ち上がるための分かれ目になるでしょう。また同時に、コロナ禍で勝ち上がった企業の業種や動向をリサーチすることも、今後の副業計画や投資準備には欠かせないことになりそうです。(提供:Wealth Road