年始特集2019年
(画像=ZUU online)

目次

  1. 富裕層は自動車の購入もインベストメントと捉えている
  2. 高級車を買うのはムダな贅沢だと思い込む世間の誤解
  3. 高級車の中古価格の推移も二極化しているのが現実
  4. 意外にも、ベンツのSクラスは値落ちが激しい
  5. 手放す際のことを考え、あえて中古車を選ぶという発想
  6. 節税面においても、中古の高級車のほうが有利に
  7. 投機目的なら、クラシックカーに妙味がある

富裕層は自動車の購入もインベストメントと捉えている

まさしく“釈迦に説法”かもしれないが、財を成す人とそうでない人との決定的な違いの一つは、無益なものに余計なお金をかけないことだろう。そして、お金をかけるべき対象についてもシビアに吟味したうえで、より費用対効果の大きいものを選りすぐっている。 その典型例として挙げられるのが自動車である。大きな成功を手にしている富裕層の多くは、単なる耐久消費財としてではなく、一つのインベストメント(投資)として自動車のことを捉えているのだ。

ネットークションやフリマアプリが象徴するように、巷ではセカンダリーマーケット(中古市場)が急拡大を遂げている。しかも、自動車は古くからこの市場が整備されてきており、合理的な価格形成が成されていると言えよう。

その結果、個人のB/S(バランスシート=貸借対照表)でも自動車という固定資本の価値が可視化されているわけだ。各方面でセカンダリーマーケットが発達してあらゆる中古品に値段がつくことで、今までにも増して価値が下がりにくいモノ、逆に価値が上がる可能性があるモノにお金が向かいやすくなり、特に自動車においてはそれが顕著となろう。

したがって、セカンダリーにおいても高く評価される自動車を所有していれば、先々で転売する際にも有利な条件で商談を進められ、インベストメントとして捉えても好パフォーマンスを期待できる。

高級車を買うのはムダな贅沢だと思い込む世間の誤解