大手旅行予約サイト「Expedia」の70万軒以上の宿泊施設で、暗号資産による決済ができるようになった。7日、海外暗号資産メディア・Bitcoin.comが報道した。
報道によるとBinanceが出資している「Travala.com」がExpediaとの提携を発表。
Expediaでは暗号資産を利用した旅行プラットフォームがすでに230の国・地域を対象に提供されているという。
Expediaの幹部は、「世界各国で『支払い』の選択肢は日々進化していることを認識している。今回の提携が決済規模の拡大に役立つ」とコメントした。
Expediaは2月に暗号資産を利用できる旅行予約サイトの「TravelbyBit」と提携。60万軒以上のホテル予約が暗号資産で決済が可能になったと発表していた。
Travala.comは、このTravelbyBitと今年5月に合併し、「今後、巨大なオンライン旅行代理店を作る」と野望を述べている。
Travala.comはビットコインやイーサリアム、ライトコイン、バイナンススコイン、トロン、ステラ、リップル、ダッシュ、そして同社の独自トークン「AVA」など約30種類の暗号資産の支払いをサポートしている。
Travala.comは、宿泊料金を暗号資産で支払いできることを目指す旅行プラットフォーム「Booking.com」とも提携している。
Expediaは暗号資産に友好的な旅行予約サイトを標榜し、同社の幹部は「私たちは、暗号資産に優しい宿泊予約プラットフォームのトップであることを誇りに思っています。お気に入りの暗号資産を使用して、世界中のどこにいてもシームレスに支払うことができます」と述べている。
またTravala.comのCEO、Juan Otero氏は同社のデータを公表し「旅行への需要が回復しており、前週比で予約件数が81%、ウェブサイトのトラフィックが50%上昇している」と強調した。(提供:月刊暗号資産)