2020年7月31日8時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
新型コロナウイルス感染拡大のため、数字の悪化は予想されていたが、発表された米GDPの4~6月速報値は過去最大の32.9%減。四半期ベースの公表を開始した1947年以降で最大の下落。一方、個人消費も同34.6%減少と過去最大の減少率。加えて、トランプ米大統領が選挙延期を問いかけるツイートをしたことがマーケットを神経質にし、NYダウは225ドル(0.85%)下落した。
現在の為替相場の戦略やスタンス
重要な動きは米ハイテク大手の動向。FacebookやAmazonなど米ハイテク大手が好調であったためナスダックは0.4%上昇。加えて、時間外取引では、Facebook、アルファベット(グーグル)、Amazon、appleの4社とも株価は上昇。本日31日(金)夜の米国株は反発する可能性が高いと考えている。米ドル/円下落トレンドは変わらないが、104円台はいったん下げ渋ると想定していることは変わらず、米ドル/円は戻り待ち。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。