7 月 27 日、株式会社リード・リアルエステート(本社:渋谷区 代表:長原英司)(以下、 「リード社」といいます。)は、海外投資家から数百万ドル規模の資金調達を日本で初めて デジタル証券(STO:セキュリティトークンオファリング)にて行うと発表しました。 リード社は昨年ケイマン法人を設立、難易度の高い米国証券取引委員会(SEC)の金融規制 であるレギュレーション D506(c)とレギュレーション S に沿った法規制をクリヤーし、 海外の機関投資家を対象にした資金調達を実施します。

リード社代表の長原英司氏は「私たちは世界最大の都市、日本の東京エリア(人口 3800 万 人)へのグローバルアクセスを提供できる理想的な環境を背景にお客様に価値を最大化で きる革命的、先鋭的なソリューションを提供しています。当社、リード社は今回の資金調達 が成功できる理想的な企業と考えています。」と述べています。

リード・リアルエステート
(画像=リードリアルエステート)

今回、海外からの資金調達を実施するにあたり、アラブ首長国連邦のドバイに本社を持 つ、GRIP(DIFC)LTD.(以下、「GRIP 社」といいます。)が、当該資金調達のファイナ ンシャルアドバイザリー及び投資銀行パートナーとして指名されており、GRIP 社の会長 である Tony Pettipiece 氏は、次のように述べています。「このような実績がある企業の デジタル証券発行を通じて市場に投入することは、資本市場における変革に積極的に貢献 することであり、私たちがドバイで初めてデジタル証券による調達業務を実施できること を誇りに思っています。」

また当件について、世界でも有数の規模を持つドバイ国際金融センター:Dubai International Financial Centre (以下、「DIFC」といいます。)では 7 月 27 日に独自のプ レスリリースを配信しており、最高経営責任者である Arif Amiri 氏は、次のように述べ ています。 「このような革新的なデジタル証券での資金調達をスタートできたことを祝 福します。DIFC の堅牢かつ前向きな法的及び規制に関するフレームワークによって、 MEASA(中東・アフリカ・南アジア)地域においての初めてのデジタル証券の総合的な サポートシステムを提供できたことを嬉しく思います。 このようなイノベーションは、 地域の経済発展を促進し、DIFC が金融の未来をどのように牽引してきたいと考えている のかを示しています」

米国での販売を強化するために、米国証券取引委員会に登録され、米国金融業取引規制機構 (FINRA)による許認可を得た ATS(二次市場の一つ)及び米国のブローカーディーラーであ るリアルトマーケッツが担当。 リアルトマーケッツの CEO である Shari Noonan 氏は、次 のように述べています。「資本市場の新しい世界へ継続的に参画できることを誇りに思って おり、従来の構造とセキュリティトークンの最先端の技術を組み合わせたこのようなキャ ピタルマーケッツ形成手法は、私募市場のエコシステムの変革に寄与するでしょう」

リード社のデジタル証券の発行及び管理は Securitize 社が実施をすることが決定しており、 Securitize 社の CEO である Carlos Domingo 氏は、「当該案件は、日本がデジタル証券の分 野で世界的なリーダーに君臨し続けるだろうという我々の考えを具現化したという意味だ けに終わらず、確立された会社組織が抱える現実の問題を革新的な技術を通じ、グローバル 規模でのデジタル証券の発行及び管理の面で費用体効果が高く、コンプライアンスの確立 されたソリューションを提供することでどのように解決されうるのかを示す好例であると 考えています。そして、当社はリード社のデジタル証券発行に関するテクノロジープロバイ ダーであることを大変誇りに思っています。」とコメントしています。

最後に GRIP 社の CEO である V.Gowribalan 氏は「リード社の開発する不動産物件に 焦点を当てると、J-REIT、ファンド及び上場競合他社をはるかに上回るリターンを得られ る可能性があります。 開発利益、賃貸収入及び仲介手数料により、リード社の開発する 物件は、世界中の投資家から見て、東京の不動産市場への投資参入について理想的な形と して位置付けられると思います」とコメントしています。

リード社では、過去 17 年間で 500 以上の不動産販売プロジェクトを成功させており、 累積額は 1000 億円を超えています。2020 年 6 月 30 日期の会計年度の売上高は 86 億 円。税引前当期純利益は約 2 億円(前年比 120%)と予想しており、COVID-19 での経済 低迷の環境下でも大きく増収増益を計上しています。 https://www.lead-real.co.jp/

■ドバイ国際金融センターについて: 世界有数の金融センターであるドバイ国際金融センターDubai International Financial Centre。2004 年に設立されたアラブ首長国連邦のドバイの臨海部にある金融自由地域で、 MENA(ポスト BRICs として注目が集まっている中東と北アフリカを合わせた市場)のた めの金融センターであり、ドバイ金融サービス機構(DFSA)の監督の下、世界中の金融機 関を中心とした 2,584 社が登録されている。 https://www.difc.ae/newsroom/news/regions-first-global-digital-security-capital-raisedubai-international-financial-centre/

■GRIP 社について:

GRIP 社は、ドバイ金融サービス庁(DFSA)からライセンスを受け、DIFC 内に設立された 投資銀行業務及び資産管理業務を提供。サービスの対象範囲:ローンキャピタルマーケット (LCM)、デットキャピタルマーケット(DCM)、エクイティキャピタルマーケット(ECM)、 M&A-アドバイザリー、ウェルスマネジメント、プライベートセキュリティーマーケットプ レイス。進行中の案件には、「インパクト投資」に焦点を当てたものや、デジタル証券とし て発行される「グリーンボンド」など、日本からメキシコ、GCC 地域に及ぶさまざまな案 件が含まれる。https://gripinvestments.com

Rialto Markets 社について:

リアルト社は、さまざまな資産クラスの資産管理者と所有者に投資ツールとテクノロジー ソリューションを提供。リアルト社の包括的なソリューションは、一次発行から二次取引ま で、資産の所有者と管理者が規制されたデジタル証券を介して私募に投資する新しい機会 を提供します。 デジタル証券は、私募市場の非効率性と非流動性に対処する資本構造全体 に適用できます。リアルト社は、SEC と FINRA に登録されたブローカーディーラーであ り、代替取引システム(ATS)を運営しています。 https://rialtomarkets.com/

Securitize 社について:

Securitize 社は SEC に登録されたトランスファーエージェントであり、所有しやすく、管 理が簡単で、取引がより高速なデジタル証券を有効にすることで、資本市場を近代化に貢献 しています。 Securitize 社は、ファンド、不動産、企業、および既存のビジネスに、デジ タル証券の作成と管理のための実証済みかつ総合的なソリューションを提供します。 Securitize 社の革新的な DS プロトコルは、業界で最高の採用率を誇り、複数の市場にわた ってシームレスで完全に準拠した私募証券の転送を同時に行うことを可能にします。 Securitize を利用した多数のデジタル証券がすでに市場適正価格でグローバルに取引され ており、さらに多くの案件がデジタル証券化される予定です。 https://www.securitize.co.jp/

株式会社世界について 証券をデジタル化して海外からの資金調達をコーディネートするアレンジャー。 ストラクチャードファイナンスなどのスキームで金融商品を組成、目論見書作成、 各国金融庁への登録、資金調達支援、トークン発行(セキュリタイズ社と協業)、セカンダ リ市場への上場までワンストップで STO を提供。当案件においてもコーディネーターとし て従事している。

※リード社では日本人を対象に金融商品の販売は行いません。