ソーシャルネットワークサービス企業である株式会社フィナンシェは、本田圭佑氏(34)がオーナーを務めるアフリカ・ウガンダ共和国のプロサッカークラブのトークンを発行し、初期サポーターを日本国内で募集開始した。27日、フィナンシェがプレスリリースで発表した。
発表によると、本田氏がオーナーを務めるウガンダのプロサッカークラブ「SOLTILO Bright Stars FC」は1997年に設立。現在、同国のプロサッカーリーグ1部に所属し2019-20年シーズンは全体で12位という結果に終わっている。
ウガンダリーグはヨーロッパ各国のサッカーリーグの人気に対し、選手の実力レベルが低く、同国内ではファン離れが起きている。
また、新型コロナウイルスの影響はウガンダにも及んでおり、2019-20シーズンは5月にリーグの中断・途中終了を余儀なくされた。現在、2020-21の開催も危ぶまれている。そのため、試合が開催されないことから各サッカーチームの経営も悪化している状況だ。
そういった状況の中、本田氏とフィナンシェが協業し、フィナンシェのマーケットプレイスでSOLTILOのクラブトークンを発行して資金調達をする。同チームだけでなく、ウガンダ国内のサッカーの活性化を目指しているという。
今回、SOLTILOのファンサポーターになると支援額によって、クラブ会員証や公式ユニフォーム、ウガンダコーヒー、そしてクラブ発行のトークンがもらえる。
トークンはフィナンシェのブロックチェーン技術で管理され、フィナンシェのマーケットプレイスで売買も可能だ。
ファンサポーターはトークンを保有することで、保有者の限定コミュニティに入り、クラブ運営者や他のサポーターたちと交流が可能となる。
トークン保持者はオンラインで発信される定期的な投票企画や、クラブの方向性を決めるサポーター総会などの限定イベントにも参加できるという。
SOLTILOのクラブトークンは、チームの活動成果やファンサポーターの増加によりトークンの価値が上がる可能性があるという。
本田氏は、かねてからブロックチェーンの魅力について多くの発言をして注目を集めてきた。
本田氏はトークン発行について、「クラブトークンを持っていただき、正式なサポーターとしてブライトスターズ(SOLTILO)の将来を一緒に応援し合える仲間を集めることが今回の目的となります」とリリースで語っている。(提供:月刊暗号資産)