SBI FXトレード株式会社は、FX専業会社では初となる暗号資産CFD取引サービスの取り扱いを8月31日(月)午前7時より開始することを発表した。28日、同社がプレスリリースにて明らかにした。
サービスの提供にあたり、28日から新規口座開設受付を開始した。また、取引を行うことができるスマートフォンアプリ「暗号資産CFD」を公開した。
SBI HDの北尾吉孝社長が先月30日に2020年4-6月期の決算発表会で、「今年の夏を目処」に暗号資産CFDのサービス提供を明かしていたが、具体的な日次が出た格好だ。
暗号資産CFDは、暗号資産の差金決済取引のことを言う。現在、SBI FXトレードが提供しているFX取引と同様に、最大レバレッジ2倍までの売買が可能となる。
また、暗号資産CFDの特長の1つとして、土、日曜日もマーケットが開いているため、24時間・365日取引が可能だ。
SBI FXトレードが取扱う暗号資産はビットコイン(BTC)、リップル(XRP)、イーサリアム(ETH)の3種類。各暗号資産に対し「対円銘柄」と「対米ドル銘柄」の取扱いがあり、合計6銘柄を取引することができる。
暗号資産CFDのサービスは、国内では2事例目。大手証券取引所のマネックス証券が今年7月8日よりサービスを開始した。
マネックス証券では、ビットコイン(BTC)、リップル(XRP)、イーサリアム(ETH)に加え、ビットコインキャッシュ(BCH)を加えた4銘柄を取り扱っている。
現在、暗号資産CFDのサービス提供は、マネックス証券とSBI FXトレードに続き、楽天傘下の暗号資産取引所「楽天ウォレット」も金融商品取引業者として金融庁から認可を得る手続きに入っている。(提供:月刊暗号資産)