国内暗号資産取引所コインチェックは、今月8日の午後12時(日本時間)に暗号資産「IOST(アイオーエスティ)」の取り扱いを開始予定であると発表した。1日、同社がプレスリリースで発表した。

IOSTを取り扱う国内の暗号資産取引所は国内初となる。

コインチェックはIOSTの上場に際し、「取引」だけでなく、同社の提供する「Coincheck貸仮想通貨」「Coincheckつみたて」のサービスにも対応するという。

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(画像=月刊暗号資産)

IOSTは、クレジットカードが利用されるのと同様のレベルでブロックチェーン技術を様々なサービスが活用できるようにすることを目指し、2019年2月25日にメインネットをローンチした暗号資産だ。

IOSTのネットワークでは、次世代のコンセンサスアルゴリズム「PoB(Proof of Believability)」により、公平かつ高速なスケーラビリティ(処理能力)と、非中央集権性が実現できるのも特徴の1つである。。

すでに国内においても、再生可能エネルギー電力の取引システムの実証実験や精密医療や患者ケアに関するデータ管理の研究開発などが行われており、今後さらなる活用が期待されている。

コインチェックはIOSTの取り扱いに対し「当社では、取扱い暗号資産数の拡充を事業拡大における重要な戦略の1つと位置付け注力しており、2020年9月1日時点での取扱い暗号資産数は国内No. 1を誇っています。 今後も、当社では『新しい価値交換を、もっと身近に』のコーポレートミッションを実現すべ く、取扱い暗号資産の拡充やサービスのユーザビリティーの向上、新規サービスの創出などに 努めてまいります」と抱負を述べた。

コインチェックは今年7月、暗号資産BATを上場。今回、IOSTが追加されたことで取り扱い銘柄は14銘柄となる。

コインチェックへの上場発表を受け、IOSTは記事執筆時点で前日比7%もの上昇を見せた。(提供:月刊暗号資産