Binanceは、BNBなどをステーキングすることで新たな暗号資産を報酬として得ることができるプラットフォーム「Binance Launchpool」をリリースした。6日、Binanceが公式サイトで公表した。
Launchpoolでは、既存のトークンをステークすることを見返りに別のトークンを報酬として獲得できる。
現在、盛り上がっているDeFi領域で行われているイールドファーミングと似たような性質を持つ。
イールドファーミングとは、レンディングやDEXなどのDeFiのサービスに資産を貸し出す又は提供することで、金利や手数料収入を得る運用モデルだ。イールドは「利回り」、ファームは「耕す」を意味する。
今回のプロジェクトの第1弾として、「Bella Protocol (BEL:ベラプトコトル)」を採用し、ユーザーは30日の間「BNB」「BUSD」「ARP」の3種類のトークンのいずれかまたは複数をステーキングすることによってBELの配当を得ることができる。
BNBはBinanceの独自通貨、BUSDは米ドルにペッグされたステーブルコイン、ARPAはdApps利用時のデータ暗号化を担当するセカンドレイヤーソリューションとして展開されている。
配布される報酬はステーキングされたトークンの量によって決定される。
Binance Launchpoolは、ステーキングの上限を設定されておらず、本人確認(KTC)も不要だ。今回、リリースされるローンチプールのうち500万BEL以下のような割合で報酬が与えられる。
- BNB:4,500,000 BELの報酬(90%)
- BUSD:450,000 BELの報酬(9%)
- ARPA:50,000 BELの報酬(1%)
Binanceは9日からBNB、BUSD、ARPAトークンをステークして新たなトークンであるBELを得ることができるようにする。
そして16日からは、BEL/BTC、BEL/BNB、BEL/BUSDおよびBEL/USDTの4種類の取引ペアを上場する予定だ。(提供:月刊暗号資産)