英・ロンドンを拠点とし金融サービスを展開するRevolut(レボリュート)が、日本居住者向けに口座開設を開始したことがわかった。

Revolutは2015年に設立したフィンテック企業。国外送金やウォレット機能を備えた資産管理サービスを展開しており、2018年には日本の金融庁から事業認可を受けている。

Revolut
(画像=月刊暗号資産)

欧州では150種類以上の法定通貨に対応し、日本向けサービスでは米ドルや英ポンドなど、27種類以上の法定通貨をアプリ内で送金・管理、両替することができる。

他にも、株式や金(ゴールド)の売買がアプリ内で完結できるなど、あらゆる金融資産に対応しているのが特徴だ。

また、管理できる資産としては暗号資産(仮想通貨)も含まれており、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)、ステラ(XLM)の6銘柄に対応している。

暗号資産もRevolutのアプリで売買および送金が可能だ。なお日本向けサービスでは、まだ暗号資産関連サービスの対応は行われていない。

しかし、Revolutは暗号資産への対応を積極的に行っていく考えを示していることから、今後日本でもサービス展開が期待されるだろう。

現在、日本向けサービスとして利用できるのは、カード決済の管理や定期支払いの設定、また「貯金箱」を作成して支払い時に生じた100円未満の端数を貯める機能などに留まっている。

ユーザーはRevolutでアカウントを作成後、実物のVISAデビットカードに紐づいたバーチャルカードの作成が可能だ。

作成したアカウントへの入金はクレジットカードやバーチャルカードのほか、Apple Pay、Google Payなどから行える。

作成できるアカウントプランは「スタンダード」、「プレミアム」「メタル」の3つで、日本向けサービスでは現在スタンダードとプレミアムのみが登録可能だ。

他プランよりも各種制限があるものの、スタンダード会員は月額無料でサービスを受けられ、月々2万5,000円までを海外ATMで引き出すことができるほか、27種類以上の法定通貨の両替などが可能となっている。(提供:月刊暗号資産