2020年9月14日11時時点に齊藤トモラニさんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

先週末はドルインデックスはあまり動かずだった。ユーロ、オセアニア通貨、カナダドル、スイスフラン等のドルストレートも上下動を繰り返すだけで方向感はなかった。唯一の例外はハードブレグジットの可能性が高くなってきたポンドで、先週後半、急落後反発したものの、その力も限定的だろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円については例外的にドルインデックスとの相関は強くない。現在の米ドル/円はドルインデックスと株価の両方と連動しており、どちらにも決定打がないため、方向感が出ない状況だ。リスクオフの時は米ドル/円は売られる傾向が依然として続いているが、米国ハイテク株(ナスダック)に売り圧力がかかっているので、ドルも売られるのではないだろうか。ただ、明後日16日(水)のFOMCについては先月のジャクソンホールでのインフレ政策見直し以上の緩和策がなければ、ドルが買われるかもしれない。米ドル/円の60分足チャートを見ると動きはレンジ内で、大きなレンジの中に小さなレンジがある。今のところはレンジ上限、下限を意識しつつ、そのラインに近いところで損切りを浅くしたトレードが良さそうだと思っている。

齊藤 トモラニ(トレーダー兼セミナー講師)
ウインインベストジャパンのFXトレーダー兼インストラクター。2006年11月の杉田勝FXセミナーの受講生。セミナー受講後、FXでの利益が給料を上回るようになる。その後、トレーダー兼講師として弊社へ入社。抜群のFXトレードセンスを持ち、セミナー受講生から絶大な評判を得る。「トモラニ」の愛称で親しまれている。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。