株式投資では株価の値上がりに関心が向かいやすいといえますが、株式投資には配当や株主優待といった魅力もあります。10月は決算が集中する3月や9月に比べて優待を実施している企業数で大きく見劣りします。しかし、それでも魅力的な優待を10月決算銘柄や中間期末の4月決算銘柄のなかから幾つかみつけることができます。
10月の株主優待にはクオカードや自社製品、カタログギフトといった定番の優待もありますが、他の月ではあまりみかけない優待もあります。例えば旅行に利用できるHIS(9603)の優待券や日本ハウスホールディングス(1873)の特製ビーフカレー、巴工業(6309)のワインなどがあります。なお、取り上げた銘柄の権利付き最終売買日は10月28日です。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。
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