2020年10月12日10時時点に齊藤トモラニさんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

ドルインデックスは米国のコロナ対策における追加刺激策の合意が近いという期待感で、テクニカルに重要な50日移動平均を再び下に切って引けている。この動きは強烈で先週9日(金)のドルストレート通貨は一斉に買われ、大幅上昇して引けている。クロス円も大幅上昇して引けているが、米ドル/円は106.10円で抑えられた後、約60pips下がっているので、クロス円の上昇はその分限定的だった。ドルインデックスは中長期的にはダウントレンド再開とみられることから、さらに売られると思われる。ただし、50日移動平均を再び上抜けてくる場合はその限りではない。

現在の為替相場の戦略やスタンス

ファンダメンタル的には民主党とトランプ政権の間で追加景気刺激策の合意がなされる場合は株価の上昇とともに、さらにドルは売られると思う。しかし、リスクオンで米ドル/円の下げは限定的かもしれない。米ドル/円はトレンドラインを切ってくるかどうか。ただ、トレンドラインを切ってきても104.90円付近にあるサポートラインではまたサポートされそうだ。

齊藤 トモラニ(トレーダー兼セミナー講師)
ウインインベストジャパンのFXトレーダー兼インストラクター。2006年11月の杉田勝FXセミナーの受講生。セミナー受講後、FXでの利益が給料を上回るようになる。その後、トレーダー兼講師として弊社へ入社。抜群のFXトレードセンスを持ち、セミナー受講生から絶大な評判を得る。「トモラニ」の愛称で親しまれている。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。