ヒロセ通商のLION FXは、2020年のオリコン顧客満足度ランキングに輝いたFX口座。国内最多水準の通貨ペアと最狭水準のスプレッドが特徴で、スキャルピングやデイトレードに強いことで知られている。ここでは、LION FX(ヒロセ通商)のメリットやデメリットなどについて詳しく解説していく。

1,LION FX(ヒロセ通商)の特徴は?基本情報を紹介

ヒロセ通商
(画像=ヒロセ通商ホームページ参照)

最初に、FX会社であるヒロセ通商の概要や、FX口座「LION FX」のスペックなどを簡単に確認しておこう。

LION FX(ヒロセ通商)の特徴

ヒロセ通商の特徴は、大きく分けて3つ。「スキャルピング公認のFX会社」「スプレッドが業界最狭水準」「キャンペーン商品のオリジナルグルメが豪華」である。

負荷のかかるスキャルピングを禁止するFX会社は多いが、高速なシステムを持つLION FXはスキャルピングを推奨さえしている。スキャルピングの勝敗に影響を与える約定スピードは、世界最速。スプレッドも狭いため、超短期トレードを主とするFXトレーダーがトレードしやすいFX口座といえるだろう。

LION FXは、結果につながる高いスペックを備えたFX口座であることに加えて、一定の取引を行った顧客にプレゼントされる豪華キャンペーン商品も魅力だ。オリジナルカレーセットやチャーハン、ラーメン、黒毛和牛、オリジナルTシャツ・グッズなど、独特なキャンペーン商品を提供している。

ヒロセ通商(LION FX)の基本情報一覧(2020年10月12日現在)

会社情報 会社名 ヒロセ通商<7185>
JASDAQ(スタンダード)上場
FXサービス名 LION FX
設立 2004年
資本金 9億4.362万5,000円
資本準備金 4億8,590万5,000円
カバー先 22金融機関
口座数 525,961口座(2020年9月末現在)
信託保全 100%、三井住友銀行
口座 口座開設手数料 無料
口座管理手数料 無料
入出金 入金方法 日本円のみ
(入金可能額:1万円以上)
クイック入金手数料
(即時入金)
無料(会社負担)
クイック
入出金提携金融機関数
全国約380行
出金方法 日本円のみ
(出金可能額:1,000円以上)
出金手数料 無料(会社負担)
ツールサービス PC版取引ツール 【インストール版】
LION FX C2
.NET4/Mac専用
※LIONチャートPLUS+搭載
【ブラウザ版】
HTML5版
LION Web
テクニカル指標 LIONチャートPLUS+(取引ツール搭載)
・トレンド系テクニカルチャート16種
・オシレータ系テクニカルチャート14種
分析ツール ・さきよみLIONチャート
・LION分析ノート
スマホ、iPad版
取引ツール
iPhone/Android/iPadアプリ、携帯版
取引 通貨ペアの種類 50通貨ペア
最低取引単位 1,000通貨単位(=1Lot)
注文1回当たりの
取引上限
通貨ペアによって異なる
レバレッジ倍率 25倍
取引手数料 無料
ロスカット手数料 無料
注文方法 計27種類
追加証拠金
発生水準
追証制度なし
アラートメール 有効比率(有効証拠金+必要証拠金×100)
=200%を割り込んだ時点
ロスカット発動水準 有効比率=100%を下回った時点
FXによる利益と課税 「雑所得」として
申告分離課税(20.315%)
その他
サービス
各種キャンペーン 一定条件の取引を行うと、
オリジナルグルメ商品もしくは
オリジナルグッズプレゼント
ユーザー向け学習機会 ・情報コンテンツ多数
(Klug News、fx wave、
ダウ・ジョーンズなど)
・プレミアム大反省会
サポート体制 ・「よくある質問」
・営業日の24時間、メール、
電話、FAXにて問い合わせ受付
※上記一覧は、ヒロセ通商ホームページを参照の上、作成した

2,ヒロセ通商(LION FX)のスプレッドやスワップを確認

FX口座を選ぶ際、最初の基準として重視したいのがスプレッドの狭さやスワップポイントの高さだ。ヒロセ通商ホームページで公表されている直近の提示スプレッドや、スワップ実績をチェックしてみよう。

取扱通貨ペア別のスプレッド

ヒロセ通商の取扱通貨ペアは、国内のFX口座としては最多水準の50種類。スプレッドの狭さには定評があり、どの通貨ペアにおいても業界最狭水準を誇る。

同社の取扱通貨ペアのうち、主な通貨ペアのスプレッドは以下のとおりだ(2020年10月12日現在)。

主な通貨ペア別スプレッド一覧表

通貨ペア スプレッド
米ドル/円 0.2銭
ユーロ/円 0.4~1.2銭
英ポンド/円 1.0銭
豪ドル/円 0.6銭
NZドル/円 0.8銭
南アフリカランド/円 0.8銭
トルコリラ/円 1.6銭
メキシコペソ/円 0.3銭
ユーロ/米ドル 0.3pips
豪ドル/米ドル 0.4pips
NZドル/米ドル 1.0pips
英ポンド/米ドル 0.6pips
米ドル/スイスフラン 1.5pips

米ドル/円、ユーロ/米ドル、豪ドル/米ドルなど、世界的に人気の高い通貨ペアのスプレッドは、業界最狭水準と直近の提示実績とを照らし合わせて、随時業界最狭水準になるように調整されている。

取扱通貨ペア別のスワップポイント

毎日発生するスワップポイントも確認しておこう。以下は、ヒロセ通商ホームページで公表されている2020年10月9日付の、主な通貨ペア別付与実績(1日分)である。

主な通貨ペア別スワップポイント一覧表

通貨ペア 買い 売り
米ドル/円 0.2 -8.3
ユ-ロ/円 -6 0
英ポンド/円 0.1 -9
豪ドル/円 0.5 -6
NZドル/円 0.6 -5.8
南アフリカランド/円 0.6 -1.6
トルコリラ/円 1 -4
メキシコペソ/円 7 -12
ユ-ロ/米ドル -12.72 2.12
豪ドル/米ドル -10.6 0
NZドル/米ドル -7.42 0
英ポンド/米ドル -12.72 2.12
米ドル/スイスフラン 5.78 -15.03

ヒロセ通商のスワップポイントは、全体的に支払スワップが高めだが、受取スワップはそれほど高くない。スワップポイントを目的とした長期投資をする場合は、ポジションの建て方に注意する必要があるだろう。

3,LION FX(ヒロセ通商)で口座を開設する8つのメリット――スキャルピングやデイトレードに強い

ユーザーの意見や要望を反映したトレードをしやすい取引環境をはじめ、ヒロセ通商ではさまざまなサービス改善に取り組んでいる。その結果、自他ともに認めるスキャルピングまたはデイトレード向きのFX口座となっている。

とりわけスキャルピング用として人気があるLION FX(ヒロセ通商)の具体的なメリットを見ていこう。

メリット1,業界最狭水準のスプレッドと多彩な通貨ペア

スキャルピングやデイトレードのようなトレード手法は、短時間もしくは1日の間に、利益幅の小さい取引を複数回行うものだ。そのため、FX唯一のコストであるスプレッドが狭いほど有利になる。

ヒロセ通商では、人気のある通貨ペアのスプレッドを、常時業界最狭水準になるよう調整しているため、獲得した利益の目減りを最小限に抑えられる。

メリット2,注文方法は27種類、状況に合わせて決済方法を使い分けできる

注文方法は、利益確定や損切りを目的とした条件付注文方法に加えて、トレーダーの使い勝手を考慮した注文方法も多数用意されている。

素早い取引を最優先した「クイック注文」、レートを指定せず時間だけを指定して保有ポジションをすべて決済する「時間指定全決済注文」など、トレーダーがトレードの現場で使いやすい注文方法が実現されている。

メリット3,中上級者向けの高ボラティリティ通貨ペアも豊富

ヒロセ通商では、国内の主要FX会社が取り扱っていないマイナー通貨ペアも多数取り扱っており、その数は50種類にものぼる。中上級者にとっては、それだけ収益機会が多い口座ということだ。

先進国通貨でありながら値動きの激しい英ポンドを含むクロス通貨ペア、例えば比較的一般的な英ポンド/豪ドルや、同社で取り扱いのある英ポンド/NZドルや英ポンド/カナダドルは、非常にボラティリティが高いことで知られている。ユーロ/豪ドル、ユーロ/NZドルといったユーロを含む通貨ペアのボラティリティも概して高めだ。取引量が少ないためトレンドに出にくく、チャート分析も難しい米ドル/トルコリラ、ユーロ/トルコリラ、ユーロ/南アフリカランドなどのエキゾチック通貨ペアもボラティリティが高い。

英ポンドを含むクロス通貨ペアやマイナー通貨ペア、ボラティリティの高い通貨ペアは、FX初心者がトレードするにはあまりにもリスクが大きい。その反面、これらの通貨ペアなら短時間で大きな利益を出せる可能性がある。スキャルピングやデイトレードで大きな利益を狙うトレーダーにとっては、最高の「戦場」になるだろう。

レバレッジのコントロールやロットの管理ができるようになれば、LION FX(ヒロセ通商)なら、他社では取り扱っていない高ボラティリティ通貨ペアで利益を拡大することができる。ただし、これらの通貨ペアのスプレッドは広いことが多いので、「スプレッド負け」しないように十分な利益を狙う必要がある。

メリット4,約定スピードが世界最速レベルのFX取引システム!

スキャルピングの成否のカギを握るのは、FXサーバーの処理速度だ。ヒロセ通商は、顧客が投資機会を失うことのないように、より高速なシステム開発と改善にこだわっている。

専門業者と協働して、FXサービスのプラットフォームであるインターネット設備や、アプリケーション・ソフトウェアの開発や改善を積極的に実施している。これによって、超高速、高信頼、高拡張の取引システムが実現しているのだ。

その結果、2020年10月現在のLION FXの約定スピードは最速0.001秒(※平均0.003~0.005秒)と世界最速水準に達している。

メリット5,トレード結果を左右する桁違いの情報提供量

ヒロセ通商は投資判断材料となる各種情報が充実しており、トレーダーのトレードテクニックを向上させる機会も数多く提供している。FXは為替取引であるため、世界各国の経済に関するニュースが発表されるとレートが大きく変動する。ボラティリティの高い通貨ペアであれば、なおのことだ。そのため、タイミング良くあらゆるニュースを知ることができれば投資機会も増えるし、大きな損失も回避できる。

ヒロセ通商が提供するニュース速報の豊富さは、桁違いだ。その情報を生かせば、初心者によるメジャー通貨のトレードも、中上級者によるマイナー通貨のトレードも、勝率が格段に高くなるはずだ。

速報だけでも、一般的なダウ・ジョーンズ(1日約150本)、為替ニュース専門のKlug NEWS(会員限定、1日約180本)、為替特化型リアルタイム投資情報配信のfx wave(会員限定、1日約150本)、そして1日約40本の経済ニュース速報を閲覧できる。

その他にも、経済指標メール送信サービスで重要情報を受信する、ターゲットメールやアラート通知を受け取ってチャンスを掴む、あるいはカリスマトレーダーによるイチ押し戦略を紹介するメールマガジンを入手することもできる。

メリット6,カリスマトレーダー主催の「プレミアム大反省会」に参加できる

所定の条件を満たしたユーザーは、ヒロセ通商の子会社であるJFXの社長であり、カリスマトレーダーでもある小林芳彦氏が主宰する勉強会に招待される。これも、ヒロセ通商だけのオリジナルサービスだ。

新型コロナウイルス感染防止対策をとった上で、各地で開催される「プレミアム大反省会」では、豪華な食事が提供される。大反省会は、参加したトレーダー同士の情報交換や、小林氏によるセミナーと相談会、LION FXへの要望を直接スタッフに伝えるコーナーなど、内容が盛りだくさん。

トレーダー同士が対面で行う意見交換や、カリスマトレーダーから直接受けられるアドバイスは、トレードスキルの向上だけでなく、モチベーションアップにもつながる。大反省会で出た要望については、その後できる限り反映され、使いやすさの向上が図られている。

メリット7,トレーディングツールやスマホアプリが使いやすい

トレーディングツールとスマホアプリは、直感的に操作ができ、高機能、高性能、高速であるためユーザーからの評価が高い。常にツールやアプリのアップデートやバージョンアップが行われているのも特徴だ。

現在のパソコン版最新トレーディングツールは、「LION FX C2」。従来の使いやすさに加えてカスタマイズ性が拡張され、ユーザーが見やすくて使いやすい画面に設定できるのが魅力だ。チャートの自由度もアップしているので、よく使うテクニカル指標やミニチャートを見やすく配置して、自分だけのオリジナルチャートを作ることもできる。

FXに限らず、投資は取引を続けるうちに、ツールの使い勝手やチャート分析機能に対する要望が増えてくる傾向がある。将来中上級トレーダーとして利益を出すことを目指すなら、初心者のうちからこのようなツールに慣れておくとよいだろう。

メリット8,1,000通貨単位から取引ができるなど初心者も使いやすい

「スキャルピングやデイトレードはレベルが高い……」という初心者もいるだろう。LION FXは中上級トレーダーが利用しているがあるが、1,000通貨単位の取引ができ、スプレッドは業界最狭水準で、チャート予想ツール「さきよみLION FX」も利用できるので、FX初心者でも臆することなく取引ができる。

4,LION FX(ヒロセ通商)の2つのデメリット

LION FX(ヒロセ通商)は、FX業界の中でもスキャルピングを推奨し、豪華グルメ商品をプレゼントするなど、トレーダーの注目を浴びているFX会社だ。デメリットをあえて挙げるならば、「スワップポイントの条件が良くないこと」と「FX初心者が参入しにくいこと」だろう。

デメリット1,スワップポイントの条件が良くない

ヒロセ通商のスワップポイントは、直近の実績を見る限り条件が良いとはいえない。そのため、スワップポイント目的の投資には向いていない。

どの通貨ペアのスワップポイントについても、マイナスで提示される支払スワップが、プラスで提示される受取スワップの金額に対して大きい。そのため、買いポジションを保有しても、あまり大きく増やすことができない。買いポジションのスワップがマイナスなら、支払う必要さえある。

スワップポイントで資産形成をするつもりなら、マイナススワップが大きい通貨ペアで売りポジションを建てなければならない。その場合は、相場の急変でロスカットが執行されないようにレバレッジを低くしたり、証拠金を多めに預けたり、通貨国のニュースや経済ニュースに注意を払ったりする必要がある。

LION FX(ヒロセ通商)でスワップポイント狙いの投資を行う際は、十分注意してほしい。

デメリット2,FX祭り状態で、まったくのFX初心者が参入しにくい

ヒロセ通商のホームページにアクセスすると感じるのは、FX会社らしからぬ賑やかさと、FXトレード特有の難解さである。多くの豪華グルメ画像が掲載されているページもあれば、トレーダーが使う難解な専門用語のページや、高機能取引ツールの機能をアピールするページもあり、さまざまな情報が溢れんばかりに盛り込まれている。

初心者がFX取引のノウハウを学ぶページも用意されてはいるが、現役トレーダー寄りの情報が圧倒的に多い。ヒロセ通商とトレーダーたちのFXに賭ける熱い想いが伝わってくる構成になっているので、初めてFXに触れる初心者には少々敷居が高いかもしれない。

5,LION FX(ヒロセ通商)はどんな人におすすめ?将来FXでしっかり利益を出したい人

ヒロセ通商は、トレーダーの投資機会の拡大を目標に掲げているだけに、サービスのスペックは業界トップレベルだ。ツールやスマホアプリも、常にアップデートされている。積極的にトレードを行うトレーダーには、申し分のない環境といえるだろう。

今後FXからしっかり収入を得たいというモチベーションがあれば、初心者でも、中上級者でも、LION FX(ヒロセ通商)は最適なFX口座になるはずだ。

執筆・近藤真理
証券会社の引受業務やビジネス系翻訳携わったのち、個人投資家として活動。現在は総合証券、ネット証券の両方を使いこなし、経済、金融、HR領域で多数の媒体で執筆中。2019年にフィナンシャルプランナーの資格取得。

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