2020年11月27日8時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日26日(木)の米国市場は感謝祭のため休場。感謝祭の翌日となる本日27日(金)は年末商戦の幕開けの「ブラックフライデー」。ただ、今年はコロナ禍の影響で、実際の買い物はオンラインショップに集中しそうだ。

また、新型コロナワクチンに関してはアストロゼネカから、以下のややネガティブな報道がでている。

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アストラゼネカは新型コロナワクチンの有効性を分析するため、追加試験を世界各地で行う公算が高まっているようだ。追加試験は別の「国際的な試験になるが、あまり時間はかからないだろう」と、ソリオ最高経営責任者(CEO)はコメント。アストロゼネカは1回分の半量を投与した試験結果を発表したが、この投与が製造過程の誤りによるものだったと認めており、試験結果への疑問が高まっているとのこと。
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現在の為替相場の戦略やスタンス

もし、突発的な材料が飛び出すとすれば英国と欧州連合(EU)の通商交渉絡みだろう。フォンデアライエン欧州委員長は昨日25日(水)、「交渉に進展は見られたが、まだ大きな隔たりは残る」「今後数日が重要であり、EUは合意なしシナリオも準備」と述べた。本日26日(木)も交渉が続くと見られ、関連報道でポンド相場が急変すれば、ドルや円の動きも激しくなる可能性があるため注意したい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。