2020年12月22日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

今年のマーケットは新型コロナウイルスの影響もあり、特殊だった。また菅首相の米ドル/円100円死守発言もあり、米ドル/円はもうあまり動かないのではないかと思ってしまう。現在、ポンドだけが動いており、焦点はいつ英国とEUが合意できるかだ。問題の漁業権であと15%という最後を埋める段階まで来ている。また、これまで合意の最大の難関だった仏国がEUの他の国からのプレッシャーで態度を変えてきたため、おそらく合意は近いだろう。ただ、問題はタイミングだけだ。合意となればポンドの買いが、ある程度入ることが考えられる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

株価が非常に高く、米テスラのS&P500の組み入れも終了したため、株価の調整があるかどうかに注目が集まっている。しかし、昨日21日(月)も結構な調整をしたにもかかわらず、あっという間に戻してしまった。やはり金融緩和相場が強いという印象だ。株価が調整すれば別の様相になるが、それが実現しなければ今年は高値安定で終わり、主要通貨はあまり波乱なく終わるのではないだろうか。ポンドがどこまで買われるか、だけだろう。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。