2020年12月23日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
米国の景気対策法案はギリギリのところで可決。新型コロナウイルスにより急速に悪化する経済に苦しんでいる米国民にとっては朗報。しかし、新型コロナ変異種の拡大に加え、相次ぐロックダウンや渡航制限が重しとなり、S&PとNYダウは反落。英国で確認された新型コロナ変異種は既に米国や独国、仏国、スイスに入っている可能性があると、当該国の当局者が指摘。アイルランドは感染者数の驚異的な増加を食い止めるため新たな制限措置を導入し、変異種が入ってきていることを前提に行動するべきだと呼びかけた模様。英国は漁業権で新たな案をEUに提案、EUはその提案を拒否するも合意に含みを持たせており、合意の可能性はまだ残っている。
現在の為替相場の戦略やスタンス
ブレグジット交渉の混乱や、新型コロナ変異種の拡大の報道で、マーケット参加者はまだバタバタしているが、本日23日(水)、欧米勢はクリスマス休暇入り目前。本日23日(水)にリスクを取るということは、クリスマス超えでポジションキープということになる可能性が高い。そのため、個人的には豪ドル/NZドルのロングのみでリスクは増やさないスタンス。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。