2021年1月5日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

今年2021年の全体的なコンセンサスとしてはドル安のようだが、本日5日(火)日本時間夜に行われる米ジョージア州上院決選投票が目先の大きなリスクとなりそうだ。ここで民主党議員が2議席を獲得すると民主党が上院を支配することになる。そうなれば、米国の政策はガラリと変わることになり、株式市場は瞬間的には、リスクオフの方向に動くことになりそうだ。民主党か共和党かどちらが勝つかはわからないが、これまで2000ドルの追加経済対策を妨害してきたのが共和党上院であることをみてきたため、追加支援として2000ドルが欲しい人は共和党支持者だったとしても民主党に投票してしまいそうな雰囲気はある。よって下馬評よりも民主党が2議席取る可能性の方が高いため、目先はリスクオフに警戒したい。

現在の為替相場の戦略やスタンス

ポンドについてだが、英国が3度目のロックダウンに入った。また英国とEUの通商協議での合意が実現。しかしながら市場の反応を見ると、合意はかなり織り込み済みだったと言えそうだ。今回の3度目のロックダウンの影響が大きいため、市場がポンドロングに傾いていることを考えると、ポンドは下落リスクが高い。英ポンド/米ドルで1.33ドル付近にサポートラインがあるが、これを下抜けするようであればちょっとした事件だろう。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。