今朝は雪が降るのではないかといわれていたが、夜が明けるとしっかりと日が差してきた。株式市場も異常に強い相場が続いているが、さすがに新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないなかで上値も重くなりそうだ。街の人出はまだまだ多く、経済への影響が小さいという見方もあるが、このまま新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないと緊急事態宣言の強化なども懸念されるのではないかと思う。さすがに買われすぎ銘柄の上値は重くなると思う。
相変わらず買われすぎだから空売りが積み上がり、空売りが積み上がるから買戻しが入ると株価が急騰するということなのだろう。積極的に買い上がるような材料には乏しいのだが、上がるから買う、買うから上がるという相場となっている。ビットコインの急落などもあったがこの資金がどこに流れているのかが注目される。ビットコインなどが買われているのもかつての原油先物相場が急騰に次ぐ急騰となった時などが思い出され、まさにバブルの様相だと思うバブルが弾けるのは金利の上昇が要因であることが多いのだが、まだ当面短期金利の上昇懸念はなく、バブルが続くのかもしれない。
本日の投資戦略
米国市場や暗号資産がさすがに上値も重く手仕舞い売りに押される展開となったこともあり、日本市場でも手仕舞い売りに押されることになりそうだ。日経平均は28,000円の攻防となるのだろうが、世界的な金余りが終わったということでもないので、手仕舞い売り一巡となった後は底堅さも見られるのだろう。
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないことでの経済への影響も取りざたされてきそうだ。消費や設備投資に回っていたお金が株式市場に流入していることには変わりないのだろうが、買われすぎた銘柄から手仕舞い売りに押されることになるだろう。
引き続き売られすぎ銘柄の修正高に注目だ。明治HD（2269）や日清食品（2897）など食品株などの出遅れ銘柄も動き始めており、rakumo（4060）など新規上場した後低迷していた銘柄の戻りも期待される。
rakumo（4060）はようやく25日移動平均線や基準線を抜けてきた、ここからさらに上昇すれば底入れ感が強まるだろう。底入れ確認となるまではもう少し時間がかかりそうだ。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気！
本日の「朝一番！」動画
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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
