2021年1月20日12時過ぎに井口喜雄さんに直接聞いた現在の相場観とFXトレード戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

イエレン次期米財務長官は公聴会で「ドル安は望まない」などの発言をしたものの、事前に内容が公開されていただけにドル高への反応はなかった。ドル安を望まないとしたものの、他国にも自国の通貨安政策をとらないようけん制しており、ドル高容認というわけではなさそうだ。また、本日20日(水)は日本時間深夜の26時にバイデン米大統領の就任式が予定されている。就任式の内容はトランプ政権からの政策転換のほか、大規模な追加経済対策がメインとなろう。経済対策は第2弾が早々に考案されるのではないかとの見方もあり、注目したいところだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

バイデン米大統領の政策は、増税や財源の確保などネガティブな部分もあるが、あしもとでは巨額の財政支出に焦点が当たるだろう。イエレン次期米財務長官も目先は財政出動による経済回復に注力し、増税は長期的に検討していくとしている。また、あしもとで聞こえていたFOMCメンバーのテーパリング(金融緩和の縮小)発言もパウエルFRB議長が火消しに走っている。バイデン米大統領、イエレン米財務長官、パウエルFRB議長が金融政策で同じ方向を向いており、米国株を中心に世界的に堅調な株式市場はもう少し続くかもしれない。ただ、巨額の財政支出はドル安材料になるが、米長期金利上昇もついてくるのでこちらはドル高の材料となる。なかなか方向感の出にくい米ドル/円はひとまず見限って、リスクオンがサポートとなるクロス円ロングの通貨選び(ユーロ・ポンド・豪ドルなど)を検討したい。

井口喜雄
トレイダーズ証券市場部ディーリング課。認定テクニカルアナリスト。1998年より金融機関に従事し、ディーリング業務に携わる。2009年からみんなのFXに在籍し、ドル円や欧州主要通貨を主戦場にディーリング業務を行う。ファンダメンタルズからみた為替分析に精通してるほか、テクニカルを利用した短期予測にも定評がある。月刊 FX攻略.comで「現役為替ディーラーが本音で語る”Dealer’s EYE”」を連載中

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。