2021年1月22日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

一昨日、2021年1月20日(水)、第46代大統領にジョー・バイデン氏が正式に就任した。バイデン米大統領は就任演説において下記のように演説。

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本日は米国の日であり、民主主義の日だ。
歴史と希望、再生と決意の日だ。
米国は新たに試され、困難に立ち向かっている。>
民主主義は貴重であり、もろいということを、我々は改めて学んだ。今日この日、民主主義が勝利した。(出所:ブルームバーグ)
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トランプ氏は一昨日20日(水)、大統領として最後にホワイトハウスを後にした。バイデン氏の大統領就任式には出席せず、軍隊形式の見送りを受けて新居となるフロリダ州に向かった。首都ワシントン近郊のアンドルーズ空軍基地で、今回で最後となる大統領専用機搭乗前に、「私はあなた方のために常に闘う。私は目で見て、耳を傾ける。この国の将来はかつてないほど良くなったと私は語るだろう」とした上で、「新政権の幸運と成功を祈る」とコメント。バイデン新米大統領の就任式がつつがなく終了したことで、マーケットはややリスクオンに。

現在の為替相場の戦略やスタンス

為替相場がリスクオンの中、昨日21日(木)から本日22日(金)にかけて、マーケットの注目を集めているのがビットコイン(以下:BTC)だ。先程、一時的に300万円をも割り込み暴落。ブルームバーグによると、同じBTCが二つの取引で同時に使用される「ダブルスペンド(二重払い)」が行われたとしたトレードブログのリポートがきっかけで急落したといわれているが、いつものように真偽は不明。今のところ株などへの悪影響はないが、最近のBTCはリスクオフで急落といったような側面もあるため、ちょっと警戒している。BTCは週末乱高下するため、本日22日(金)中にリスクアセットのポジションは少し落としたほうがよさそうだ。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。