2021年1月26日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
米国ではバイデン新政権に交代し、ここからはトランプ前米大統領の弾劾裁判やバイデン政権の1.9兆ドルの経済対策が実現するかどうかにフォーカスされるだろう。ただ、1.9兆ドルというのはあまりにも巨額なため、おそらく半分くらいしか実現しないのではないかと見られている。また、実現するにしても時期的にもう少し先の3月頃という見込みのため、まだ少し時間がある。ただ、巨額の資金が米国市場に投入されることに変わりはないので、バブル的に高くなっているが、米国株は落ちてもやはりサポートされるのではないだろうか。
現在の為替相場の戦略やスタンス
バイデン資金が市場に投入される頃になると、やはりドル安になるのではないだろうか。米長期金利の上昇によるドルの反発が少しあったが、もう少し継続すると見ている。もう少しドルが反発してほしいところだが、米ドル/円にしてもユーロ/米ドルにしても、一目均衡表の雲でドルが抑えられているため、この雲を抜けない限り、厳しくなってきているのかもしれない。ドルの反発局面にもタイムリミットが徐々に近づいているという認識だ。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。