2021年1月27日12時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
今週なんといっても、マーケットでというよりもネットで話題になっていたのがロビンフッダー対ヘッジファンドの話題。豊島逸夫さんが日経新聞に取り上げていたので、日本でも話題になっている。
------------米素人集団、ヘッジファンドを締め上げ勝利------------
https://www.nikkei.com/article/DGXZASFL26HGA_W1A120C2000000
(出所:日本経済新聞)
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詳細はこの記事を読んでいただきたいのだが、つまりヘッジファンドがショートにしている株を、SNSのチャット・サイト上で団結して、ショートスクイーズさせたというもの。チャットサイトというのは、redditという米国版5ちゃんのWallStreetBetsというスレッド。標的にあったのがGME(Gamestop Corporation)という株。WallStreetBetsに火がついたとみられGMEはショートスクイズ(踏み上げ)で、一時145ドルへと急騰。WallStreetBetを覗くと、「WSB community holding onto $GME til $1000」と出ている。つまりWSBはGamestopを1000ドルまでガチホするということだ。「はあ?」という感じだが、彼らがメルビン・キャピタルを窮地に追いやったことは確か。
現在の為替相場の戦略やスタンス
為替は小動き。要因は米国株が荒れてるので、米国市場でないと為替も動きづらい展開になっているともいえる。その意味では米国企業の決算発表に注目。本日27日(水)はTesla、Apple、 Facebookと続く。新型コロナウイルスの感染拡大とロックダウンの延長という環境下、ユーロ/米ドルの戻り売りで臨みたい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。